人気ミュージシャンCreepy NutsのDJ松永が、11月6日に行われた早稲田大学の学園祭でスーパーフリー事件を揶揄するような発言を行い、批判を集めた。

 スーパーフリー事件は、2003年明らかになった早稲田大学大学生を中心としたレイプ事件だ。複数の学校が参加するインカレサークルであるスーパーフリーメンバーが、飲み会で女性を計画的に泥酔させ、マンションなどで“マワシ”と呼ばれる輪姦行為に及んでいた。

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 逮捕時に28歳だった代表者の早稲田大学生の男性のほか、東京大学慶應義塾大学などからも逮捕者が出たため、有名大学の学生が起こした鬼畜事件として注目を集めた。一連の行為は1998年ごろから行われていたとされる。さらに、被害者女性をアシストするサークル側の女性の存在も明らかになり、高い計画性、常習性が問題となった。

 この事件に関しては、政治の現場でも問題発言が飛び出した。自民党の太田誠一衆議院議員(肩書は当時)が「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と発言し問題となり、海外でも報道されるなど波紋を広げた。太田氏は、この発言が影響したのか2003年の選挙では落選した(05年の選挙で復帰)。後に総理大臣となる福田康夫氏も、記者との懇談の場で「(女性が)そういう格好をしている方が悪い」などと発言したと伝えられている。

 代表者の男性は懲役14年の判決が下り服役。出所後には『週刊新潮』(新潮社)に手記を公表し、名前を変えて社会生活を送っていることが明らかになった。事件の余波として、集団強姦罪・集団強姦致死傷罪の創設にも繋がっており、社会を大きく動かした事件と言えそうだ。

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