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小笠原諸島では、きょう10日未明から断続的に強い雨が降り、12月としては記録的な大雨となっています。きょう10日昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨が降る見込みです。夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。

小笠原諸島で12月として記録的な大雨

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日本の南には前線を伴った低気圧があり、前線に向かって南から湿った空気が流れ込んでいます。
小笠原諸島では、きょう10日未明から断続的に雨が強まっています。
正午までの24時間降水量は母島で104.5ミリ、父島で95.5ミリとなっていて、12月としては観測開始以来1位の値を更新しました。

前線上の低気圧が今夜にかけて、小笠原諸島を通過する見込みです。小笠原諸島では、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

予想降水量

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すでにこの時期としては記録的な大雨となっていますが、小笠原諸島では、きょう10日昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
地盤が緩んでいる所がありますので、夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、夜のはじめ頃にかけては河川の増水、落雷や突風にも注意してください。

<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量(多い所)
小笠原諸島 30ミリ
10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
小笠原諸島 70ミリ

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

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最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。

注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

小笠原諸島で12月として記録的な大雨 きょう10日夕方にかけて土砂災害に厳重警戒