
社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!
社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!
コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。
というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第61回スタート!
声優・泰勇気の週末プラモ!第61回 MODEROID「ゴッドグラヴィオン」前編
20周年を迎えたTVアニメ「超重神グラヴィオン」の主役ロボット・ゴッドグラヴィオンが変形・合体可能なプラキットとなってグッドスマイルカンパニーMODEROIDシリーズより発売!
メカデザインは大河原邦男氏、そして監督は大張正己氏という強力タッグが生み出したこの合体ロボットを、まさか変形・合体が可能な組み立てキットでこの手にすることができるとは当時は夢にも思ってみませんでした。
キット化が発表された当初からアナウンスされていたことですが、当然最終合神(最凶合神)を踏まえて設計されているとのこと。今後も続々と発売予定のグラヴィオンシリーズ。まずは第一弾のゴッドグラヴィオンをご紹介いたします。
パッケージイラストはこの方以外に描ける人間はおりますまい。大張正己氏による力強いゴッドグラヴィオンが決めポーズ!

背面にはキットのギミック説明や、ソルグラヴィオンの姿をすっ飛ばして「最凶合神アルティメットグラヴィオン」の姿が!!

ふたと底面にはそれぞれの縦向き横向きで店頭に陳列できるようにイラストが配置されています。

側面は宇宙空間が広がっていますが、パッケージを完全に展開したときに正面のイラストと合わせて1枚の巨大なイラストになります。

ランナーは細かく色分けされているうえに、さらに塗装済みパーツやクリアパーツも用意されています。なかなかのボリュームです。一部シールによる配色再現もあります。
都合5つのマシンを組み立てることになる今回のキット。自分は、プラキットの組立は比較的早いほうだと思うのですが、それでも休みなしで組み立てて5時間半。各マシン1機完成するごとに休憩を取るなどして、ゆっくりと楽しみながら組み立ててもいいかもしれません。
それではまず、グランカイザーおよび各グランディーヴァをご紹介いたしましょう。

ご覧の通り色分けはパーツ分割とシール、塗装済みパーツのおかげでばっちり。メリハリの利いたスタイルもうまく立体に落とし込まれています。

合体ロボのコアメカとは思えないほど、ひとつのロボットとして成立しているデザイン。立たせているだけでも十分にかっこいいと思います。

額や胸部にはクリアパーツを採用。顔や胸部、肩アーマーはさらに塗装済みパーツが用意されているため、組み立てただけでここまで配色が再現されます。しかもいい顔しているんです。顔はぜひスミイレなど施して、ディテールを見ていただきたいところ。

フロントスカートや太ももの微妙な面取りにもこだわりを感じます。設計した方は苦労なさったのではないでしょうか。脛にある合体ジョイントもディテールに見えますね。
脚部側面の黄色い丸でさえ成形色です。パーツ分割、非常に工夫されています。

比較的小型なメカながら背中の情報量もみっちり。

太ももの曲面と脛から下の直線の組み合わせが個人的には燃えます。

続きましてGドリラー。
コクピットにはディテールの入ったクリアパーツ。ドリルは塗装済みパーツなのですが、ゲート跡は組み立て後に見えにくい場所に来るのがうれしいです。
赤い部分はシールによる色分けです。

車体後部の白いブロック上面にはGドリラー用カバーパーツが取り付けられています。

履帯も手を抜くことなく。きっちりかっちり造形されています。

Gシャドウ。
ステルス戦闘機のような印象そのままに、劇中の序盤では姿を消しながらほかのメンバーを援護したり、誰が乗っているのか秘密になっていたりという機体でした。
こちらもコクピット部分にはクリアパーツを採用。そのほか赤いラインや主翼のデザインにはシールを貼って、配色を再現しています。主翼の裏側もディテールが施されているのが見えます。

機体後部には、ゴッドグラヴィオンの頭部外装パーツが取り付けられています。

脚部というボリュームのある部位を担当するメカにも関わらず、各部のパーツのシャープなデザインがスピード感を持たせています。
キャノピーはクリアパーツ。主翼は一部塗装済みパーツとなっています。
インテークや機銃、機体側面などの色分けまでばっちり再現されています。

ゴッドグラヴィオンの足裏ノズルが、そのままメインノズルという豪快で力強い後ろ姿。
これぞ合体メカの醍醐味!

こちらは右足担当Gアタッカー。
外観でGストライカーと見分ける際には、機首の形状を確認するとわかります。それ以外はGストライカーを全く同じ造形です。

後ろからだと見分けるのはさらに困難。

GストライカーとGアタッカーには「Theシンプルスタンド」の接続ジョイントはないので「C」型のつまむタイプのアームを使用しております。

頭部はボールジョイント接続なのでご覧のようにぐりぐり動かせます。ポージングもはかどりますよ。

肩は回転させて真上に持っていくことが可能。
水平方向、肩アーマーが巨大なので腕が入り込んでしまっていますが90°ほど上げられます。

二の腕でロール回転。肘は90°ほど曲がります。手首は軸接続による回転と、変形可動の恩恵によって若干スナップをきかせることもできます。

腹部で軽めに前傾が可能。

同じく腹部で左右へ傾けることも可能。

さらに腰と上半身の接続部で、このくらいまでの回転が可能です。

股関節は軸接続。左右・前後とも開脚は優秀です。

太ももの付け根でロール回転が可能。

ゴツイ印象の脚部ですが、膝は意外と深く曲げられます。

足首は前後の大きくスイング。また球状の関節パーツのスイング方向を変えれば左右へのスイングも可能になり、かなり接地性を高くしてポーズを付けることが可能です。
つま先は合体のための可動で、上に持ち上げることもできます。

というわけで、可動フィギュアとしても優秀なグランカイザー。いろいろとポーズを取らせてみましょう。まずは力強く構えた格闘ポーズ。脚部の可動がとても優秀なことがわかります。

Theシンプルスタンドを使って、スラスター全開で突撃するグランカイザー。


胴体や脚部の可動も優秀なおかげで、さまざまな大胆アクションが楽しめます。

劇中ではグランディーヴァとの連携攻撃も、たびたび見られましたね。

キットにはグランマグナムも付属。武器持ち手と組み合わせることで、グランカイザーに装備させることができます。

グランカイザーは素早いアクションも多かったので、ハンドガンによるガンアクションも決まります。
グランカイザーだけでも十分に遊べてしまいますが、本番はここからです!
ここからは「合神!ゴッドグラヴィオン(歌:JAM Project Feat.遠藤正明)」を聴きながらご覧ください。

斗牙「エルゴフォーム!」

ゴォッ!!

ギュイン!!

フワッ!

Pi! Pi! Pi!
エィナ「はわわ!」
Gドリラーを左右に分割。


斗牙「超重合神!!」

グランカイザーの手首は拳の状態に交換しておき、腕を真横まで持ち上げロール回転させ、前腕の黄色いカバーを開きます。

手首を収納しカバーを閉じ、上腕部を胴体内へ押し込みます。
グランカイザーの胸部を左右に広げ、さらに肩アーマーを一部スライドさせて大型化します。

グランカイザーの前腕にあった黒い合体ジョイント部分へ、Gドリラーを……

合体!

GストライカーとGアタッカーは共通の変形機構。機首を跳ね上げて主翼をたたみ、機体底面のカバーを開いて合体準備完了。

グランカイザーの脚部に被せるように合体させて、カバーを閉じます。

Gシャドウは本体を展開しつつ、ゴッドグラヴィオン頭部との接続ジョイントと、頭部パーツを取り外します。

グランカイザーの上から頭部をよけて(説明書では頭部は取り外す指示になっていますが)、合体。



展開した頭部アンテナパーツと、Gシャドウから取り外した頭部パーツを取り付けます。

Gドリラー車体底面を開いて、ドリルのブロックを下にスライドさせながら取り外し、反転させて手首を外に出して再び取り付け、カバーを閉じます。

左腕も同様に変形させます。


劇中さながらの合体シークエンスを楽しみながら、ガッチリした合体が楽しめます!
ご期待ください!
【商品情報】
・発売中
・ノンスケール
・全高:約170mm
【泰勇気の出演情報】
・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)
・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)
>> MODEROID「ゴッドグラヴィオン」レビュー前編! 迫力の合体シークエンスをプラキットで再現してみた の元記事はこちら

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