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来週は一気に寒さが厳しくなりそうです。特に、14日(水)と17日(土)以降は真冬並みの寒気が南下するでしょう。北日本の日本海側や北陸では荒れた天気となり、一気に積雪が急増するおそれ。西日本や東海の平地で初雪の可能性も。

来週末は今季一番の寒気襲来

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上の図はこの先の寒気の予想図です。
上空1500メートル付近でマイナス6℃以下になると、平地に雪を降らせる目安の寒気とされています。
特に強い寒気が南下する14日(水)と18日(日)を比較すると、マイナス6℃線がどちらも太平洋側の沿岸付近まで下がっていて、広い範囲で「降れば雪」という冷たい空気に覆われるでしょう。

また、北海道や東北北部では、18日(日)は14日(水)より、もう一段寒気が強まりそうです。
18日(日)午前9時の上空1500メートル付近の寒気の予想では、北海道は全域でマイナス18℃以下の寒気に覆われる予想が出ていて、真冬の平年値を5℃くらい下回る今季最強の寒気といえそうです。
季節風が強まり、猛吹雪や大雪になるおそれも。今後の気象情報にご注意ください。

14日(水)と17日(土)~西日本や東海で小雪が舞う日も

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きょう10日(土)の最高気温は平年より高めの所が多く、この時期としては暖かくなりました。ただ、来週にかけては気温も一気に急降下しそうです。

13日(火)に前線が日本付近を通過した後、西高東低の冬型の気圧配置となる日が続くでしょう。周期的に強い寒気が南下する見込みです。
14日(水)は、松江に雪マークがついていますが、福岡や広島など西日本の市街地でも小雪がちらつく可能性があります。状況によっては、道路や交通に影響が出るかもしれませんので、十分ご注意ください。

17日(土)以降は、上空にさらに強い寒気が南下する見込みです。特に、北日本の日本海側や北陸では一気に積雪が増えるなど、大雪のおそれがあります。風も強まり、視界が悪くなることもあるため、注意が必要です。また、17日(土)からは、季節風が強く、名古屋市など太平洋側の平地でも一時的に風花が舞うかもしれません。雪の情報に注意してお過ごしください。

14日(水)「ふたご座流星群」が極大 観測は万全な寒さ対策を

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来週は、三大流星群の1つ、ふたご座流星群ピークを迎えます。出現時期は、12月4日(日)~17日(土)頃で、極大は14日(水)頃です。
極大期に夜空の暗い場所で観測するなど条件が良ければ、1時間あたりおよそ45個の流星が見られると予想され、年間最大の流星群と言えるでしょう。

14日(水)頃は、太平洋側ほど晴れて、観測のチャンスがありそうです。
ちょうど寒気が南下するタイミングと同じ頃にピークを迎えます。ダウンコートに手袋やマフラーなど、万全な防寒対策をして、天体観測を楽しんでください。

週半ば~北日本や北陸で大荒れや大雪のおそれ 西日本や東海で初雪も 寒さは真冬並み