猫と暮らしていれば「猫は可愛い」ということは、もはや当たり前のことといえますが、猫と触れ合った経験の浅い人には通じにくいことも。初めて猫と暮らすようになり、猫の魅力に開眼した夫の「猫がこんなに可愛いなんて、どうしてもっと早く教えてくれなかったの~?」という口癖がTwitterで話題となっています。

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 猫を溺愛する夫の口癖をTwitterに投稿したのは、百(もも)くんと円(まる)ちゃん、2匹の猫と暮らす「百円」さん。百くんは黒猫の男の子、妹分の円ちゃんは白が多めな三毛猫の女の子です。

 百円さんに話をうかがうと、百円さん自身は実家で猫と暮らしていたそうなのですが、夫さんの場合、犬とずっと暮らしていたものの猫は未経験だったのだそう。結婚後も猫と暮らしたいと思っていた百円さんでしたが、ペット不可の賃貸物件に住んでいたことなどもあって、なかなか実現しなかったのだといいます。

 その状況が変化したのは、マイホームを建ててから。時期を同じくしてテレワークが始まり、ペットのお世話ができる環境が整い、さらにタイミングよくお友達が子猫の里親を探していたのだとか。

 いくつもの幸運な偶然が重なり、家に迎えられたのが黒猫の百くん。夫さんは初めての猫ということで接し方が分からず、最初の頃はおっかなびっくり、という感じだったようです。「猫じゃらしの動かし方も抱っこの仕方もセンスゼロで、百もキョトンとしてました」と百円さんは振り返ります。

 しかし、猫の可愛さの虜になるまでは、そんなに時間はかからなかった模様。「百ちゃんがうちの子になって1週間も経たずにメロメロになっていたように思います」という具合に、百くんを溺愛するように。

 1年後、新たに円ちゃんが家族に加わりました。円ちゃんは活発でいたずら好きな女の子。色々な騒動を起こすたび夫さんが叱っていたので、最初の頃は円ちゃんも夫さんの顔を見ると逃げていたのだとか。

 それでも最近、夫さんと円ちゃんとの距離が「おやつ」と「おしりポンポン」で近づいたとのこと。夫さんも「円ちゃん可愛いなぁ~」と口にするようになったといいます。

 百くんとは違う円ちゃんの魅力にも気づいた夫さん。ただ、構われても無抵抗な百くんに対し、円ちゃんはあちこち行ってしまうので、相手をする比率は百くん9に対し円ちゃん1といった感じなのだそう。

 最初の頃は動かし方のコツが分からなかった猫じゃらしも、最近ではどう動かせば食いついてくるかを熟知した「百くんのプロ」に成長したとのこと。毎日帰宅すると「百ちゃん〜会いたかったよ〜!!かわいい!可愛すぎる!猫ってこんなに可愛い生き物なの!?」と言ってはハグするそうです。

 「百ちゃんは毎回無表情で夫の愛を受け入れてくれています。私も親バカならぬ猫バカな姿を見ては笑っています。もともと夫婦で楽しく暮らしていましたが、猫が来てからは更によく笑うようになりました」

 この溺愛ぶり、どの猫に対してもそうかといえば、ちょっと違うみたい。百円さんは夫さんの言葉を代弁し「猫が好きというよりは『百と円が好き』なんだそうです」と教えてくれました。

 あふれんばかりの愛をもらっている百くんと円ちゃん。今後も、飼い主さんに「可愛い」をいっぱいお返ししていくことでしょう。

<記事化協力>
百円さん(@2020momo100)

(咲村珠樹)

猫の可愛さを知った夫の口癖は「どうしてもっと早く教えてくれなかったの?」