宮沢りえが、ファッション誌「VOGUE JAPAN」(1月号)に登場したことが、業界の注目を浴びている。出版関係者が語る。

「【匠の技、日本の美】という特集ページのモデルとして、なんとあの伝説の写真集『サンタフェ』を手がけた写真家・篠山紀信氏と31年ぶりの共演を果たし、妖艶な姿をいくつも見せてくれました」

 70年以上前のディオールのドレスや、三宅一生さんや森英恵さんによる70年代のドレスなど、この100年の日本のファッション史を彩った作品が用意された歴史的撮影だったが、宮沢は時を超えた美しさの象徴として、そのモデルに指名されたのだ。

「美しいデコルテと肩を出した黒いワンショルダートップは、大人の色香がムンムン。一方、鮮やかなオレンジ地にピンクの牡丹が映えるドレスを着て庭園を舞う姿も、まるで少女のように見えて、幻想的です。『篠山紀信さんは、今持っている自分の全部を出したいと思わせてくれるカメラマンです』と、宮沢自身が絶賛し、撮影を振り返っていました。篠山氏の手によって豪華なドレスにも負けないりえの魅力が際立つ写真の数々となりました」(前出・出版関係者)

 だが、宮沢と篠山氏のタッグとなると、我々が期待したいのは、やはり──。

「30年の時を超えての『サンタフェ』の続編でしょう。宮沢がバーのママ役でレギュラー出演していた15年放送の『ヨルタモリ』(フジテレビ系)では、ゲスト出演した篠山氏と『サンタフェ』について語られました。手探りで始まった撮影初日の夜、篠山氏はりえママ・光子さんに『こんなの撮りに来てるんじゃないでしょ!』とハッパをかけられ、りえも『美しい時に撮るべきだ』という説得を受け入れた。そうして生まれたままの姿での撮影が実現した、という秘話を明かしています。『仕掛け人』のりえママが存命なら(14年に他界)、今回の31年ぶりのタッグにも別の大きな意味を持たせたはず。当然、2人もりえママの存在を感じながらの撮影となったことでしょう。これをきっかけに止まった時が動き出すのでは、と期待したくなりますね」(芸能ライター)

 山口百恵や細川ふみえの一糸まとわぬ姿を極秘に撮影し、のちに世間をあっと驚かせた篠山氏だけに、もうすでに撮っていたりして!?

(露口正義)

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