9月9日に劇場公開され、興行収入10億円を突破した映画『HiGH&LOW THE WORST X 』。12月10日には東京国際フォーラム ホールAで、川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI/BE:FIRST)ら主要キャストを集めて『「HiGH&LOW THE WORST X 」大ヒット御礼感謝祭!!』が、3回に渡る公演で行われた。


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1回目の公演では、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEが担当した主題歌「THE POWER」が流れる中、キャストのシルエットが浮かび上がり、川村壱馬、吉野北人、三山凌輝、陣、藤原樹、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、福山康平、うえきサトシ、中島健、今村謙斗、永沼伊久也が登場。花岡楓士雄役の川村が深く頭を下げ、「ありがとな」というと、その声に続いてキャスト全員が「ありがとな」とファンに感謝を伝える。そして「楓士雄、俺たちはこれでもう必要ねぇってことか?」と高城司(吉野)に問われて、「ちげーよ。ここからみんなで盛り上がるってことだよ」と答える楓士雄(川村)。「じゃあ楓士雄、のろしを上げろ」と天下井公平(三山)が促すと、楓士雄の決めゼリフ「行くぞ、てめぇら!」で勢いをつけて、映画の世界観そのままにイベントがスタートした。



映画『HiGH&LOW THE WORST X』では各高校の猛者たちが「てっぺん」を目指して拳を交えるが、本イベントでは年末らしく、授賞式スタイルの「輝け! 『HiGH&LOW THE WORST X』てっぺんアワード」を開催。日本テレビのラルフ鈴木アナウンサーを進行役に迎え、数々の番組でMCを担当している陣がタキシードを着こなし、ナビゲーターを務めた。陣を除いた12名のキャストたちは、アワードだというのにジャージ姿。吉野が「どういうことですか?」と不思議がると、衣装代をすべて陣のタキシードにつぎ込んでしまったという。不満顔のキャストを後目に始まった「てっぺんアワード」は、映画のスタッフがそれぞれの目線で、感謝の気持ちを込めてキャストに賞を授与するというものだ。


「スタッフに愛されてるで賞」にノミネートされたのは、藤原、三山、永沼、うえきや。「愛されている自信あり!」という三山は、「音声さんがマイクをつける時にズボンを少し下げてもらうのだが、最終日に『これでズボンを下ろす日々も終わりか~』と言い、みんなから『変態だね!』といじられた」というノミネート理由を語られ、会場も大爆笑。受賞した永沼は「中空きの際、銭湯に行ったことがみんなにバレて、監督からいじれていた」そうだが、これは三山が監督に「毎日お風呂でゆったりして、ハイボールを飲んでいるらしい」と盛ってリークしたことが原因だそう。このパートだけでなく、各回のさまざまなエピソードに三山が登場し、現場のムードメーカーだったことがうかがえる。



ケンカのアクションシーンが多い作品とあり、「殴られ、蹴られまくったで賞」では全キャストの殴られ、蹴られた数を調査。吉野と川村がお互いを差し合っていたが、やられた回数は、川村(46回)、吉野(44回)、中本悠太(31回)という結果に。ところが格闘家・岡見勇信の「プロから見ると100発はやられてる状況」というジャッジで、戦いの後に道で倒れている龍と鈴木のシーンが高く評価され、2人が受賞に至った。また、特別賞「一度も殴られなかったで賞」が告げられると、発表前から長谷川が自信満々のピース。見事受賞した長谷川は、「実は殴られたかった」という本心を明かした。


ほかにも「筋肉キレてたで賞」「おいしく、食べたり飲んだりしたで賞」を発表。また、会場の中の10名に終演後にキャストと記念撮影ができるというファンに向けた賞「ハートのエースアワード」がサプライズプレゼントとして用意されたが、その豪華さに会場からどよめきが起こった。


さらに、サプライズで西川泰志役の佐藤流司が合流。これにはファンだけでなく、劇中でコンビを組むうえきやも大喜びで、漫才コンビのような息の合ったトークを見せた。



最後はキャストがステージ上に1列に並び、「寂しくなったタイミングでまた『HiGH&LOW』の世界に戻ってこれた。幸せな時間でした」(三山)、「キャストの皆さん、『HiGH&LOW』ファンの皆さんとまた会うことができて嬉しいです」(吉野)と感想を伝えると、最後に川村が「久々に集まって、改めて良いメンバーだと思った。だからこそたくさんの方に届いた。でも見てくれる皆さんがいなかったら、今日のイベントもできなかった。僕らも一生懸命頑張って行きますので、さらにこの作品がたくさんの方に広がればいいなと思っています」と座長らしく感謝の言葉で締めくくった。


2回目の公演には川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI)、陣、藤原樹、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、永沼伊久也、時任勇気、板垣瑞生、木村慧人、高橋祐理、岡宏明、塩野瑛久のほか、サプライズで轟役の前田公輝が登場。ナビゲーター・陣のタキシードが豪華になっていたり、アイス早食いで優勝した三山の“不正”が発覚したりと、さらに面白い展開となった。


また、3回目の公演には川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI)、陣、藤原樹、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、堀夏喜に加えて、前田公輝も急きょ参戦。ナビゲーター・陣のタキシードも蝶ネクタイが赤にバージョンアップし、塩野、小柳、荒井の鳳仙学園メンバーが笑いをリードした。最後は各人が「『HiGH&LOW』サイコー!」と口にし、川村が「久々に『HiGH&LOW』メンバー会い、イベントを行い、色褪せない温かさを感じました。この作品も同じように、皆さんの心に残していただけたら嬉しいです」というファンへのメッセージを伝えた。

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