葉山奨之と伊原六花がW主演するドラマ「シコふんじゃった!」の第9話が12月14日に配信スタート。亮太(葉山)たちが卒業を控え、現メンバーでは最後の試合に挑むことに。“一勝”を穂香(伊原)にささげようとする亮太たちの姿に心揺さぶられる展開となった。(以下、ネタバレがあります)

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■亮太たち男子メンバーが試合に挑む

同ドラマは、本木雅弘主演で1992年に公開され、日本アカデミー賞5部門受賞など高い評価を得た映画「シコふんじゃった。」から30年後の新たな物語を描く。映画で監督・脚本を務めた周防正行が総監督となり、ディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで毎週水曜に全世界へ独占配信。

舞台となるのは、またもや廃部の危機に直面する教立大学相撲部。卒業単位のために入部した亮太(葉山)と相撲以外への興味ゼロな穂香(伊原)を中心に、現代の若者たちの魅力がつまった青春ストーリーが繰り広げられる。

穂香と桜子(高橋佳子)が参戦した女子の大会が終わり、第9話は男子部員たちが学生相撲リーグ東日本大会に挑むことに。4年生の亮太と大樹(福松凜)、8年生の俊(佐藤緋美)は卒業を控え、これが現メンバーでの最後の試合。亮太たちの稽古も穂香の指導もいっそう熱が入っていた。

■優勝すれば男女混合戦に参加できる?

そんななか、相撲部顧問の夏子(清水美砂)とOBの青木(竹中直人)が相撲連合のスタッフと会い、大会で試験的に行われる男女混合戦について聞いた。参加資格は女子選手のいるBクラス以上のチームのため、Cクラスの教立大学は参加できない。ところが、Cクラスの試合で優勝すれば参加の可能性があると分かる。

参加できれば、男子の試合の翌日が混合戦となる。夏子と相撲部マネージャーの亜里沙(佐藤めぐみ)は、気負うことなく伸び伸びと試合に挑んでもらおうと亮太たちには黙っていることにした。

■亮太たち男子メンバーが思いを一つに!

試合当日。Cクラスは全4校の総当たり戦。何としても一勝をと意気込む亮太たちだったが、悠真(森篤嗣)が会場に来る途中で自転車が壊れ、1試合目に遅刻。悠真は不戦敗となったが、3勝2敗で勝つことができた。

続く2試合目は悠真も参戦し、全勝して勝利をつかみ、OBたちも喜びに沸いた。

最後の相手は30年前からの教立大学のライバル校。その試合に挑もうとする直前、取材の予定に関係することから亜里沙から男女混合戦のことを聞いていたスポーツ編集部編集長の咲(手島実優)が、亮太に「絶対優勝して欲しい」と穂香のことを思ってその理由を明かしてしまう。

亮太に伝えられ、穂香のためにと密かに気持ちを新たにする男子部員たち。そこに桜子と共に何も知らない穂香がやってきて、主将としてあいさつを。「みんな、本当にすごい。残り1試合、相撲を楽しめ。わー(私)も今日のみんなと一緒の土俵に立ちたかった」という穂香の言葉に、亮太たちの顔が引き締まった。

亮太たちがこれまでの稽古でつけた力を発揮して勝利し、さらに穂香の夢をつなごうと気合を入れる展開は胸が熱くなった。また、2試合目が終わったあと、目が合った亮太と穂香がほほ笑み合う様子、そして3試合目に挑もうとする亮太が穂香に気合の背中たたきをお願いし、穂香は密かに購入していた勝負運のお守りを渡す、そんな2人の姿にキュンとした。

青春のアツい盛り上がりはいよいよクライマックス。穂香は夢の男女混合戦で亮太たちと一緒の土俵に上がることができるのか。次回が最終回となる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

試合に挑む亮太(葉山奨之)に気合を入れる穂香(伊原六花)/(C)2022 Disney