武蔵小杉駅横須賀線のりばで工事中の「新3番線ホーム」が、いよいよ12月18日に使用開始となります。現場ではほとんど完成形となっていました。慢性的な混雑が発生していた横須賀線のりば、今後どう変わるのでしょうか。

12月18日から使用開始

武蔵小杉駅横須賀線のりばで工事中の「新3番線ホーム」が、いよいよ2022年12月18日(日)に使用開始となります。

これまでは「島式ホーム」として、横浜方面と東京方面をひとつのホームでさばいていた横須賀線武蔵小杉駅ピークとなる朝8時台は計32本もの電車が発着し、ホームは常に超満員の状況です。これを解決するため、横浜方面の線路の外側に新ホームを設置し、上下線でのりばを分離することとなりました。2020年4月から進められてきた工事がいよいよ完了します。

新ホーム使用開始後は、現在の3番線は使用終了となり、近いうちに柵が設置される予定です。

新ホームからコンコースへは、3本の階段と、エスカレーター・エレベーターが1基ずつ設置されます。

さらに2023年度内には、横須賀線ホーム北側に新たな改札口が設けられます。これまで横須賀線利用者は、南東側の「横須賀線口」のほかは、連絡通路を果てしなく歩き、南武線・東急線側の改札まで行く必要があり、不便でした。新改札オープン後は、上丸子・新丸子側へ直結で出られるようになります。

使用開始まで3日となった15日現在、新ホームは仕上げの段階で、案内板や路面標示も完了、あとは駅名標を設置するのみという状態でした。また、現ホームの駅名標はすでに両面が東京方面行きの表示に置き換わり、暫定で横浜方面行きのシールが貼られていました。ただ設置スペースの関係か、新ホームは現ホームに対し、3両分近く南側にズレた形です。

コンコースでは、立ち止まって新ホームについての案内を眺める人がちらほら。川崎市高津区から通勤する30代男性は「ラッシュ時はホームでの移動も一苦労なので、いつも向かいの工事中のホームを見ながら、早く使用開始してほしいと思っていました」と話していました。

横浜方面に新設される横須賀線武蔵小杉駅3番ホーム(乗りものニュース編集部撮影)。