当社グループは、グローバルなバイオ医薬品企業であるEli Lilly and Company(以下「イーラリリー社」)と新規創薬提携契約を締結しましたので、お知らせいたします。本契約により両社は、糖尿病および代謝性疾患を対象に、G タンパク質共役受容体(以下「GPCR」)に作用する低分子の研究、開発および商業化を目指します。

本提携は、当社グループのStaR(R)技術および構造ベース創薬(SBDD)プラットフォームと、イーラリリー 社の医薬品開発、商業化、加えて糖尿病・代謝性疾患における専門知識を活用するものです。

当社グループは、イーラリリー社が選定する複数のGPCRターゲットに対して、研究開発・商業化に向けた、選択性の高い新規の低分子ヒット化合物の創出に注力します。

本契約に基づき、当社グループは、契約一時金37百万米ドル(約5,013百万円*)を受領し、さらに開発・販売に応じた最大694百万米ドル(約940億円*)のマイルストンに加えて、段階的ロイヤリティを受領する権利を有しています。本契約一時金は 2022 年第 4 四半期に一括で受領しますが、IFRS の収益認識に関する会計基準に基づき、2022年第4四半期、またそれ以降の一定期間にわたり計上される予定であり、収益計上額は当社の履行義務の充足に応じ認識してまいります。

当社グループ英国研究開発ヘッドのマット・バーンズは次のように述べています。「イーラリリー社との新たな契約により、当社グループは、患者さまが新しい効果的な治療法を必要としている重要な疾患を対象にした、GPCR創薬のグローバルパートナーとしての地位をさらに強固なものにしました。当社は、世界有数のバイオ医薬品企業の多くに認められた非常に魅力的なアプローチを提供しており、提携先としてイーラリリー社が加わることを喜ばしく思っています。イーラリリー社は、糖尿病と代謝性疾患における世界的リーダーとして認められており、我々は、アンメットニーズの高いこれらの重要な疾患領域での進歩につながる新規候補化合物の特定・開発を目標として、お互いの専門性を補完し合える協力関係を築けることを期待しています。」

イーラリリー社の糖尿病・代謝性疾患研究グループのヴァイスプレジデントであるRuth Gimeno博士は次のように述べています。「糖尿病・代謝性疾患で継続的なイノベーションを生み出すことは、イーラリリー社が長年、最も重視していることです。この分野で成功を収めるには、最先端の専門知識と技術を取り入れることが不可欠です。我々は本提携に期待を膨らませており、この新しい提携が、これらの疾患に対する新しい標的を攻略し、新しい治療法を生み出し、それを患者さまに届けることができると確信しています。」
*1米ドル=135.48円


Sosei Heptaresについて

当社グループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR(R)技術ならびに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは神経疾患、免疫疾患、消化器疾患、炎症性疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。

これまでアッヴィ社、アストラゼネカ社、バイオヘイブン社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、GSK社、Kallyope社、ニューロクライン社、ノバルティス社、ファイザー社、武田薬品工業株式会社、Verily社などの大手グローバル製薬企業および新興バイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。

「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR(R)は、当社グループの商標または登録商標です。

詳しくは、ホームページhttps://soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco



配信元企業:そーせいグループ株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ