タクシー・運転手・ドライバー

嫌いだったわけでも、憎んでいたわけでもない。ただ「殺したい」という欲求を満たすために殺人事件を起こした男が逮捕されたことを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。


■凶悪事件が発生

アメリカのルイジアナ州ニューオーリンズで暮らしていたヨランダ・ディリオンさん(54)は、とても勤勉な女性だった。地元の警察署で会計にかかわる仕事をし、時間があればUberドライバーとしても働いてお金を稼いでいたのだ。

そんなヨランダさんが先日あるホテルに向かい、駐車場に停車。しかしその直後に男に襲われ、刃物で突き刺された。


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■命を落とした運転手

重傷を負ったヨランダさんは近くの病院に搬送されたが手遅れの状態で、ほどなくして死亡。地元警察はただちに捜査を開始し、Uberの全面協力を得て「容疑者はホテルに宿泊していたブランドンジェイコブ容疑者(29)である」と断定した。

容疑者の身柄を確保し事情を聞いたところ、「ああ、俺があの運転手を殺したんだよ」などと供述し、犯行の動機も語り始めた。


■容疑者の衝撃的な主張

ヨランダさんを襲った理由について、容疑者は「人を殺したいと思っていたんだ」「朝目が覚めて、『よし、誰かをぶっ殺そう』と思い立ったんだ」などと供述した。

なぜヨランダさんを選んだのかという警察の質問には、「俺が選んだわけじゃねえよ」「Uberが勝手にあの女と俺をマッチさせたんだ」などと答えている。


■SNSで公開された殺害動画

当局によると、男はヨランダさんを刺す様子を撮影しFacebookにアップしていたとのこと。当局はFacebookに協力を依頼し、速やかに削除させている。

運悪く凶悪な男を乗せたばかりに、恐ろしい目にあったばかりか最期の様子をさらされたヨランダさん。この残酷な事件に巻き込まれた形のUberは遺族に深く同情し、「お悔やみ申し上げます」「ご遺族をお支えしたいと思っております」とコメントしている。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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