俳優の竹野内豊が20日、映画『イチケイのカラス』完成報告会に共演の黒木華斎藤工、山崎育三郎、向井理小日向文世、田中亮監督と共に出席。ドラマの映画化について「まさか映画化するなどとは想像もつかなかった」と明かした。

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 本作は「モーニング」(講談社)で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系月9枠にて放送されたドラマの映画化。自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内)と、みちおとは対照的に超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木)を筆頭に繰り広げられる痛快リーガルエンタテインメントとなっている。

 今回の映画化について竹野内は「ちょうど1年前、連続ドラマの撮影中はまさか映画化するなどとはスタッフもキャストも想像もつかなかった」と告白。「こうして今こういう場に立つことができているのは、ドラマを見て応援してくださったみなさまのおかげだと思っています。本当に感謝しています」と感謝した。

 また、ドラマ撮影中のことを竹野内は「いろいろな状況がまだ落ち着いていない時期でしたので、とにかく無事に最終回までたどり着くことができるかな?という緊迫感が常に現場にあった」と振り返り「でも『イチケイのカラス』のレギュラーのメンバーは和気あいあいとしていて、現場の空気はとてもよかった」と語った。

 さらに映画の撮影に関しては「1年あいてしまったので役に戻れるかな?というちょっとした不安もあったんですけど、私がクランクインしたのは野球場のシーンからで。黒木さんの声を聞いたら一発で記憶が戻った感じでした」とニッコリ。黒木は「坂間はロジカルに早口でまくしたてるせりふが多かったので、クランクインしたときに戻せるかな?ということが大変でした」と吐露。「みちおさんと会ったりする中でだんだんと感覚が戻ってきて…という感じでした」と明かした。

 司会から、坂間の恋の予感がするシーンについて振られると、黒木は「あまりキュンとしすぎないようにはしていたんですけど、(相手が)斎藤さんなのでたぶん出ちゃってた」と照れ笑い。斎藤は黒木との共演を「黒木さんは日本映画界の宝なので、ただただ光栄でした」と振り返り「正解のない世界だと思うんですけど、黒木さんの表現は正解なんですよ」と絶賛していた。

 映画『イチケイのカラス』は2023年1月13日より全国公開。

映画『イチケイのカラス』完成報告会に出席した竹野内豊  クランクイン!