『BITTER AND SWEET』ジャケ写

 中森明菜が、デビュー40周年を記念した全アルバム復刻第4弾リリースが2023年2月22日に決定した。『BITTER AND SWEET』、『D404ME』、『MY BEST THANKS』の3作品が再発される。

 1982年5月1日、「ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)」というキャッチフレーズ中森明菜が「スローモーション」でシングル・レコード・デビューして、今年2022年で記念すべき40周年!デビュー記念日の2022年5月1日に『「スローモーション」&「はじめまして」BOX(7inchピクチャー・レコード+Blu-ray)』をリリース。そしてアルバムデビュー記念日の7月1日から、デビュー・アルバム『プロローグ<序幕> AKINA NAKAMORI FIRST』を皮切りにワーナー時代の全アルバム及びミニアルバムの全23作品が発売順にリリースされているが、第4弾リリースが2023年2月22日に決定した。

 今回再発されるのは、7thオリジナル・アルバム『BITTER AND SWEET AKINA NAKAMORI 8TH ALBUM』【「飾りじゃないのよ涙は(ニュー・リミックス・ヴァージョン)」[10thシングルの別ヴァージョン/1位]収録】、8thオリジナル・アルバム『D404ME』【「ミ・アモーレ〔Meu amor e・・・〕 (special version)」[11thシングルの別ヴァージョン/1位]収録】、3rdミニアルバム『MY BEST THANKS』の3作品。

 再発にあたり今回も、アナログのラッカー盤にカッティングし、カートリッジ(レコード針)で再生した音をデジタル化した高音質「2023ラッカーマスターサウンド」を採用し、史上初のオリジナル・カラオケ(2023 Mastering)付きの2枚組CD(ミニアルバム『MY BEST THANKS』は1枚組)でリリース。

 7thアルバム『BITTER AND SWEET』にはボーナス・トラックとして、10thシングル「飾りじゃないのよ涙は」(作詞・作曲:井上陽水)のシングル・ヴァージョン(1位) とアルバム未収録のシングル・カップリング曲「ムーンライトレター」(10 thシングル「飾りじゃないのよ涙は」カップリング曲)の計2曲を収録。

 また、8thアルバム『D404ME』にはボーナス・トラックとして、11thシングル「ミ・アモーレ〔Meu amor e・・・〕」(作詞:康珍化、作曲:松岡直也)のシングル・ヴァージョン(1位/第27回日本レコード大賞受賞曲) とアルバム未収録のシングル・カップリング曲「ロンリー・ジャーニー」(11thシングル「ミ・アモーレ〔Meu amor e・・・〕」カップリング曲)、赤い鳥逃げた (「ミ・アモーレ」別歌詞&ラテン・ロング・ヴァージョン)(1位)とアルバム未収録のシングル・カップリング曲「BABYLON(リミックス・ロング・ヴァージョン)」(「赤い鳥逃げた」カップリング曲)の計4曲を収録。

 大ヒット・シングル「飾りじゃないのよ涙は」と「ミ・アモーレ〔Meu amor e・・・〕」のシングル・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンが、初めて同じ作品の中に収録される事になるので聴き比べてみるのも面白い。

 そして封入特典も復刻。7thアルバム『BITTER AND SWEET』や8thアルバム『D404ME』には当時、カセットテープのみに封入されていた「フォトカード」1枚を復刻し、初回プレス分のみに封入。3rdミニアルバム『MY BEST THANKS』には、「8ページオールカラー・ブックレット」を復刻封入。これまでの再発ヒストリーの中でも、史上最強のパッケージ仕上がりとなっている。

 また12月21日には、1981年にオーディション番組『スター誕生!』で自ら中森明菜をスカウトした初代ディレクター&プロデューサー:島田雄三が選曲した40周年記念スペシャル・ベスト・アルバム『Singles~1981-85 中森明菜11 Great Hit Singles +6 by Yuzo Shimada』も発売。

 収録曲はデビュー・シングル「スローモーション」(1982年5月1日発売)~11thシングル「ミ・アモーレ〔Meu amor e・・・〕」(1985年3月8日発売)まで、島田雄三がディレクションやプロデュースに関わったシングル11曲(7曲がシングル・チャート1位!)に加え、デビュー・アルバム『プロローグ〈序幕〉』(1982年7月1日発売)~6thオリジナル・アルバム『POSSIBILITY』(1984年10月10日発売)より各1曲ずつ計6曲を島田雄三が厳選し全17曲を収録。