カラバオ・カップ(イングランド・EFLリーグカップ)4回戦が21日に行われ、マンチェスター・Uバーンリーを2-0で下した。試合後、クラブ公式サイトがイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのコメントを伝えた。

 試合は27分、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンのゴールでマンチェスター・Uが先制に成功。1点をリードして後半に折り返すと、ラッシュフォードが魅せた。自陣右サイドからドリブルを開始すると、スルスルと持ち運んで敵陣ペナルティエリアの手前まで侵入。寄せてきたDFをかわしてボックスに入ると、右足でゴールネットを揺らした。終盤にはバーンリーに決定機を作られたが失点は許さず、試合はこのままタイムアップ。準々決勝進出を決めた。

 ラッシュフォードFIFAワールドカップカタール2022を終えてマンチェスター・Uに合流してから、初の公式戦でゴールを記録。「いつだって、ここに戻って来られるのは嬉しいこと。タフな試合だったけど、勝利して、次のラウンドに進むことができて良かった。今はできる限り早く回復して、次の試合に備えることだけを考えている」と試合を振り返った。

 この日のゴールは、ラッシュフォードにとって今季の公式戦9ゴール目となった。得点シーンにも言及したラッシュフォードは「明らかに僕の前方には広大なスペースがあった。パスを出すタイミングを探っていたが、相手選手同士の間にわずかなスペースがあった。そこを狙って仕掛けたら、幸いにも上手くいったね」と話している。

 この日は右サイドでの出場となったラッシュフォードは、ウイングだけでなく最前線など様々なポジションで起用されている。自身のプレーする位置について問われたラッシュフォードは「確かに重要な要素だ。僕はサイドプレーしようと中央でプレーしようと、効果的な役割ができるように常に改善することを心掛けている」とコメント。続けて、「前にも言ったかもしれないけど、このチームで出てくるパスは常に素晴らしいんだ。良い走りをすること、タイミングを合わせることに集中すれば良い。そうすれば、必ずチャンスは作れる」と力強く語った。

中断明け初の試合でスーパーゴールを決めたラッシュフォード [写真]=Getty Images