サッスオーロのイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)のローマ帰還の願いがようやく叶う可能性が浮上している。

複数クラブでの武者修行を経て昨シーズンのサッスオーロで鮮烈な活躍を見せたフラッテージ。今年に入ってイタリア代表デビューも飾ったボックス・トゥ・ボックスの万能型MFは、ナポリアーセナルブライトンといった国内外のクラブの関心を集めるセリエA屈指の若手MFだ。

その有望株はローマ出身でASローマのプリマヴェーラ育ちという背景もあり、以前から古巣への溢れる愛情を隠さず、とりわけサッスオーロで16番を背負っていることからも分かるように、ローマレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシを崇拝している。

その選手サイドの意向を理解している古巣ローマは、今夏の移籍市場においても元プリマヴェーラMFを中盤の補強候補にリストアップ。しかし、クラブ間の交渉の不調もあって最終的に破談。先日にフラッテージは当時の無念の想いを語っていた。

そういった中、イタリア『Il Tempo』によると、現在ローマはサッスオーロとフラッテージの代理人サイドと接触しており、来夏の獲得に向けた交渉を進めているという。

ローマはシーズン途中の主力流出を望まないサッスオーロの考えを尊重しつつ、相手方が獲得を望むU-21イタリア代表MFエドアルド・ボーヴェ(20)を来年1月に譲渡する形で交渉をまとめようとしているという。

ローマは2017年にフラッテージを売却した際、リセール時の移籍金30%を受け取れる条項を盛り込んでおり、ボーヴェの譲渡と合わせれば、より安価な金額での獲得が可能と思われる。

サッスオーロからローマへの帰還と言えば、イタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニが記憶に新しいが、フラッテージも現カピターノに続き愛する永遠の都へ帰還する可能性が高そうだ。

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