キャサリン皇太子妃が15日に行われた「ロイヤルキャロル」の前日、故エリザベス女王に敬意を表してウェストミンスター寺院に山桜を植えたことが明らかとなった。亡き女王を思い植樹をする妃の心温まる姿にファンは「素敵なトリビュート」と多くの賛辞を送った。

エリザベス女王の即位70周年を記念して始まった植樹プロジェクト「クイーンズ・グリーン・キャノピー(QGC)」は現地時間20日、キャサリン皇太子妃が「ロイヤルキャロル」の礼拝に先立ちウェストミンスター寺院のディーンズ・ヤードに山桜を植えたことを同寺院とともにSNSで発表、植樹の様子を投稿した。米メディア『People.com』、英誌『Tatler』などがその詳細を伝えている。

InstagramやTwitterに投稿された植樹式の写真では、ウェストミンスター寺院のデイヴィッド・ホイル首席司祭(David Hoyle)と寺院の園芸チームのメンバーとともにキャサリン皇太子妃がスコップを使い、桜の木の周りに土をかける様子が写っている。

植えられた木のそばには、次のようなプレートが掲げられた。

コーンウォール公国から贈られたこの桜は、2022年12月14日エリザベス女王2世を偲び、皇太子妃殿下によって奉納されました。」

植樹が行われたウェストミンスター寺院は、キャサリン皇太子妃と故エリザベス女王にとって特別な意味を持つ場所だ。同寺院で昨年から妃は「ロイヤルキャロル」を開催し、1947年11月に女王はフィリップ王配と結婚式を挙げ、1953年6月には女王の戴冠式、2011年4月には妃がウィリアム皇太子と結婚式を挙げている。

毎回注目を浴びるキャサリン皇太子妃の装いだが、この日に纏った黒と緑のタータンチェック柄のダブルブレストコートは、2021年11月に英国慈善団体「ロイヤルブリティッシュ・リージョン(Royal British Legion)」の100周年を記念したカブ(ボーイ)スカウトとのビデオで着用した英国高級ブランド「ホランドクーパー」を再利用したものだった。

キャサリン皇太子妃が植樹をする写真がSNSで公開されると、妃への賛辞が多数寄せられた。

キャサリン皇太子妃から故女王へのとても素敵なトリビュート」
「美しい場所、美しい仕草、キャサリン皇太子妃は美しさを体現しているわ」
「最高のロイヤリティ。気品、尊厳、温かさ、妃の周りのすべてを明るくする笑顔と美しさは本物!」
「思いやりのある素晴らしい行い。彼女のコートが大好き」

キャサリン皇太子妃は、自身が主催したウェストミンスター寺院での「ロイヤル・キャロル」の前日にこの山桜を奉納した。植えられた木は「クイーンズ・グリーン・キャノピー(QGC)」構想の一環として、2021年10月から2022年3月の間に女王の名で英国全土に植樹された100万本以上の木に加わる。

なおロイヤルキャロルではチャールズ国王カミラ王妃ら王室の上級メンバーを含む1800人が出席し、故女王がその生涯と治世を通じて示してきた他者への共感や思いやり、支援などが感動的な賛辞とともに紹介された。

このロイヤルキャロルは英ITVクリスマスイブ12月24日に放送が予定されている。

画像2~5枚目は『The Queen’s Green Canopy 2022年12月20日付Instagram「Amidst final preparations」』『Westminster Abbey 2022年12月20日付Twitter「Her Royal Highness The Princess of Wales」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

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