トップガン マーヴェリック』(22)の記録的大ヒットや「ジュラシック」シリーズの完結、さらにはブラッド・ピットの来日など、様々なトピックがあった2022年の映画界もいよいよ大詰め。一年の締めくくりにふさわしく、例年にも増して豪華な新作タイトルが続々と公開されているこの年末年始。そこで本稿では、映画館の大スクリーンで観ておくべき洋画3作品を紹介していこう。

【写真を見る】まさに映像革命!13年の歳月をかけて神秘の惑星パンドラの美しさがさらに進化

■“惑星パンドラ”に没入!『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

タイタニック』(97)のジェームズ・キャメロン監督が手掛け、2009年に当時の全世界興行収入新記録を打ち立てる歴史的ヒットとなった『アバター』(09)。その13年ぶりのシリーズ最新作となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(公開中)は、キャメロン監督が13年間心血を注ぎ作り上げた、前作を遥かに凌駕する映像が大きな見どころ。

前作では、莫大な利益をもたらす希少鉱物を採掘する計画に参加し、地球から遠く離れた神秘の星パンドラに降り立った元兵士のジェイクが、その星の種族ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ち、パンドラの運命を決する選択を強いられる姿が描かれた。最新作では、パンドラの一員としてネイティリたち家族と平和に暮らしていたジェイクの前に再び人類が侵略に現れ、ジェイクたち一家は“海の部族”のもとへ身を寄せることとなる。

公開から1週間足らずで全世界興収5億ドルに迫る大ヒットを記録している本作。IMAXやDolby Cinemaなど、臨場感たっぷりのラージスクリーンフォーマットで、神秘の惑星パンドラを存分に堪能したい!

■歌姫がスクリーンに降臨!『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』

2012年に48歳の若さでこの世を去った世界的歌姫ホイットニー・ヒューストン。彼女の伝記映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』も、映画館で観るにはうってつけの一本。

ボヘミアン・ラプソディ』(18)のアンソニー・マクカーテンが脚本を手がけた本作。プロデューサーのクライヴ・デイヴィスに圧倒的才能を見出され、数々の記録と伝説を打ち立てたホイットニー。彼女はいかにしてスターダムを駆け上がり、そして世界中の人々を熱狂させた“グレイテストソング”はどのように生まれたのか。その栄光の半生が綴られていく。

名作『ボディガード』(92)の主題歌となった「オールウェイズ・ラブ・ユー/ I Will Always Love You」をはじめ、いまなお世代を超えて愛され続ける楽曲の数々。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(17)のナオミ・アッキーがホイットニー役を演じて再現される、圧巻のパフォーマンスは映画館の音響で味わってほしい。

DCユニバースの新たな歴史の幕開け!『ブラックアダム』

ハリウッド最強の男”ドウェイン・ジョンソンが主演と製作総指揮を兼任し、満を持してDC映画に初参戦を果たした『ブラックアダム』(公開中)。迫力満点の王道アクションを味わいたいなら、やはりこの映画だ。

5000年の眠りから解き放たれた破壊神ブラックアダム。“呪われた力”を手に入れた彼は、現代の地球で破壊の限りを尽くして大暴れを繰り広げる。そんなブラックアダムの前に、彼を“人類の敵”とみなす最強ヒーロー軍団のJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が立ちはだかる。圧倒的なパワーと個性的な能力がぶつかり合う壮絶なバトルシーンはまばたき禁物。戦いのゆくえは映画館の大スクリーンで!

IMAXやDolby Cinemaでも使える「イベント割 ムビチケ作品共通券」が発売中

ここで紹介した3作品をはじめ、現在映画館で公開中の映画を通常料金よりもオトクに楽しむことができるのが、経済産業省のイベント需要喚起事業「イベント割」を利用した「イベント割 ムビチケ作品共通券」。

全国に3648スクリーン(580劇場)ある映画館のうち、なんと3353スクリーン(419劇場)で利用できる作品共通券となっており、土日祝日も利用可能。一部の映画館または作品を除き、IMAXやDolby Cinemaなどのラージスクリーンフォーマットでも差額を支払えば利用できるので、普段よりもお手軽にハイクオリティな映画体験を味わうことができる。

購入枚数は1度に5枚までとなっているが、キャンペーン期間中は何度でも購入可能。購入時には新型コロナウイルスワクチン接種証明書(3回以上、PCR検査等による陰性証明は不可)の画像アップロードを行い、その確認後にチケットが発行される流れとなっており、最短10分程度で発行されるとのこと。観たい上映回やフォーマットで使用可能かどうかは、各劇場の公式サイトなどでよく確認のうえ購入してほしい。

すでにリピーター続出の「イベント割 ムビチケ作品共通券」は2023年1月29日(日)23時59分まで販売(1月31日営業日までの上映会でご利用可能)。利用可能な映画館は「イベント割 ムビチケ作品共通券 ご利用映画館リスト」を、利用にあたっての詳しい注意事項は販売サイトをチェックして、この年末年始は映画館で思いっきり映画を楽しもう!

文/久保田 和馬

年末年始に映画館で観られる洋画の注目作3本をチェック!/[c] 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.