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 5年総額9000万ドル(約126億円)という大型契約を結び、レッドソックスの一員となった吉田正尚。日本人史上最高額となる驚きの契約内容は、日本の野球ファンの間でもさまざまな声が挙がったものの、12月16日の入団会見では、球団幹部からの高い信頼が伝わる声も聞かれた。

 そして、MLB公式サイトでも、球団関係者の吉田に対するコメントを交えながら、日本人スラッガー獲得に至った理由などを伝えている。

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 12月22日に配信された特集記事は「レッドソックスはヨシダのスキルを信じている」と銘打たれており、その中で、ライターのイアンブラウン記者は「レッドソックスがマサタカ・ヨシダと5年9000万ドルの契約を結んでおり、それは日本からアメリカに来たポジションプレーヤーに与えられた史上最大の契約だ」と報じている。

 その上で、球団編成最高責任者であるハイム・ブルーム氏による「私たちは、ヨシダを長い間、追っていた。私たちにとって、スカウティングの角度から、パフォーマンスを分析する角度から、あらゆる角度からみて打席の質が特に際立っていた」と述べたとして、さらに「コンタクトスキル、ストライクゾーンの見極めなどの能力により、私たちは彼がメジャーリーグレベルでゲームにインパクトを与えるチャンスがあるだろう」というコメントも掲載。

 また他にも、ヨシダの代理人であるスコット・ボラス氏からも「(吉田が)ここで成功すると考えている。大きなスイングをしなくても、パワーのある打球を打つ能力がある。彼の打球速度を見ていると、打撃技術が本当に高いことがわかる。この先、本当にいい方向に向かうだろう。これらは、チームも彼について感じていた最も強い要素だと思っている」として、打者としてのスキルを評したことも紹介されている。

 加えて、ブラウン記者も「この選手がMLBでどのように活躍するかはわからないため、レッド ソックス側のリスクの要素がまだあるだろう」と見通しながらも「しかし、レッドソックスは彼を研究し、数年間にわたって調査してきたことで、どのようなタイプの選手になるかについての評価に自信を持っている」と期待を寄せた。

 予想以上とも言える高い評価が送られている吉田正尚。2023年シーズン、日本人ルーキーMLBデビューがますます楽しみになってきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

超大型契約でレッドソックス入りを果たした吉田正尚に現地識者、球団関係者から信頼の声「私たちはヨシダを長い間追っていた」