このほどアメリカ在住のある男性がマクドナルドで奇妙な注文をした。デリバリーサービスを利用した男性はチーズバーガーを選び、材料を全部「抜き」にするオプションを選んだ。これはピクルスや野菜だけでなく、パテやバンズまでハンバーガーを構成する全ての材料をなくしたことになる。この注文を受けてオーダーはキャンセルされるのか、それとも空っぽの紙袋が届くのか、気になるその結果を『Mirror』などが伝えている。

奇妙な注文をした男性は、米テキサス州ダラスに住むTwitterユーザーのロブ・デンブリーカーさん(Rob DenBleyker)だ。ロブさんは宅配サービス「ドアダッシュ(DoorDash)」のアプリでマクドナルドのチーズバーガーを選択した。注文の際にはソースやピクルス抜きなどカスタマイズできるが、今回ロブさんはマスタードケチャップダイスオニオンピクルス、チーズ、パテ、バンズ、塩全てのオプションを「抜き」にする選択をした。

このオプションが全て適応されると、チーズバーガーのベースであるバンズやパテでさえも外されることになるため何も注文されていないことになる。ロブさんはこの注文をしたらどんな結果になるのか気になり、実際に試してみることにしたのだ。

ロブさんは自身のTwitterアカウントにてドアダッシュのアプリで注文した際のスクリーンショットを投稿しており、カートの中にはたくさんのオプションが付いたチーズバーガー1個が選択されていた。オプションによりチーズバーガーを構成する材料は何もなくなってしまったが、商品が自動でキャンセルされることはなく商品の代金である1.89ドル(約250円)が合計金額として表示されている。

この金額に配送料金を加え合計9ドル(約1195円)を支払ったロブさんは、注文を確定させ何が届くのか心待ちにした。注文を待っている間、ドアダッシュの配達員から「あなたが何を注文したいのか分からなくて店は困惑していますよ」とメッセージが届いたが、ロブさんは返信しなかったという。

そしてしばらくすると、配達員がマクドナルドの紙袋を持ってロブさんの家にやって来た。受け取った紙袋の中には注文番号が記入されたレシートと包み紙が入っており、紙袋から取り出してみると包み紙には何も包まれていなかった。つまりロブさんの注文通りに全ての材料を抜き、包み紙だけを届けたのだ。

ロブさんは配達員に6ドル(約795円)のチップを払ったと明かしており、包み紙を届けてもらうだけで15ドル(約1990円)を支払ったことになる。興味深い結果にフォロワーたちは「この包み紙を紙袋に入れた人は、心を込めて包み紙を折ったんだろうね」「完璧に注文をこなしたんだから高評価レビューを残してあげて」「この決断をしたスタッフには感激だ」など困惑しながらも注文通りの商品を届けたスタッフを絶賛する声が寄せられた。

なお一部の人から「フェイク動画じゃないの?」と疑いの声が届いたため、ロブさんは紙袋の開封時から撮影した動画も投稿している。動画にはしっかりとシールで封がされた紙袋を開き、中からキレイに畳まれた包み紙を取り出す様子が映っていた。

画像は『Rob DenBleyker 2022年12月21日付Twitter「OK let’s try this again, ordering a nothing burger from McDonalds」「THEY DELIVERED AN EMPTY WRAPPER!!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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