2022年も残すところわずか。今年もさまざまなドラマや映画などのエンターテインメントが私たちの生活に彩りを添えてくれた。俳優陣の熱い演技に心打たれた瞬間も多いだろう。今回は2022年にブレイクを果たした俳優を紹介していく。

【写真】高橋文哉、眞栄田郷敦ら「2022年ブレイクした俳優たち」

 今回、クランクイン!で2022年12月16日〜20日の5日間「2022年にブレイクしたと思う俳優は?」アンケートを実施。読者の声と編集部内での審査を加味し、6人の俳優をピックアップした。

■ 目黒蓮(Snow Man)

 目黒は、今年の話題作ともいえるフジテレビ系のドラマ『silent』に出演。音のない世界に生きることになった青年・佐倉想という難しい役どころを見事に熱演した。劇中で見せる手話や、繊細な表情の演技はSNSを中心に大きな話題に。

 『silent』以外にも連続テレビ小説舞いあがれ!』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)、映画『月の満ち欠け』に出演。まさしく大ブレイクを果たしたといえるだろう。アイドルとしてのパフォーマンスも魅力的で、さまざまな表情に心奪われる人も多いはずだ。アンケートでは「Snow Manとしてだけでなく役者として活躍した年だったと思います」「今年はドラマや映画に多数出演し大活躍だった」などの意見が寄せられた。

■ 高橋文哉

 高橋は本田翼主演のドラマ『君の花になる』(TBS系)に出演し、7人組のボーイズグループ8LOOMのセンター・佐神弾を演じた。同作で高橋は歌やダンスにも挑戦。期間限定グループとしてライブなども行い、多くのファンを魅了した。

 浜辺美波主演のドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)では、愛嬌がある若手研修医・佐久間新平を、今田美桜主演のドラマ『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』(日本テレビ系)では、麻理鈴(今田)の後輩・山瀬を演じ、そのまっすぐでキュートなキャラクターが視聴者の心をつかんだ。クールな役もキュートな役もこなす俳優で、アンケートでは「もうネクストブレイクではなく完全なるブレイク」などの声が集まった。

■ 眞栄田郷敦

 眞栄田は長澤まさみが主演を務めるドラマ『エルピス —希望、あるいは災い—』(カンテレフジテレビ系/毎週月曜22時)に出演。本作は実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメントで、眞栄田は弁護士夫婦の息子として裕福な家庭で育った新米ディレクター・岸本拓朗を熱演した。

 眞栄田の演技には「変化していく演技で、全世代に知られたと思う」「振り幅がエグい」「すごい表現者」「魂のこもった演技」など熱い声が多く寄せられている。ドラマ以外にも映画『カラダ探し』にも出演し注目を集めた。

■1年間でドラマに複数本出演 引っ張りだこだった俳優たち

■ 鈴鹿央士

 2019年に鮮烈なデビューを果たし、今年は3年目となる鈴鹿。今年はドラマ『silent』や『六本木クラス』(テレビ朝日系)、映画『バイオレンスアクション』など話題作に続々出演した。劇場アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』では声優にも挑戦。『silent』では目黒演じる想の高校時代の友人・湊斗を好演。想の病気を受け入れられず葛藤する姿や、「主成分優しさ」と言われるほどの優しいキャラクター、心の機微が見えるような丁寧な演技が話題となった。

間宮祥太朗

 間宮は1月期に『ファイトソング』(TBS系)、4月期に『ナンバMG5』(フジテレビ系)、7月期に『魔法のリノベ』(関西テレビ・フジテレビ)と連続でドラマに出演し話題に。『ナンバMG5』では、“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう生粋のヤンキー・難破剛を熱演した。テンポの良い展開や、友情や家族愛がコミカルに熱く描かれる本作にはSNSを中心に絶賛の声が続出。間宮のド派手な特攻服姿にも反響が集まっていた。

 『ファイトソング』では、一発屋の変人ミュージシャン・芦田春樹を演じ、ピアノでの弾き語りも披露。さまざまなキャラクターを演じ、演技の幅の広さを印象づけた。

■ 松下洸平

 松下は土屋太鳳主演のドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)や日曜劇場アトムの童』(TBS系)に出演。『やんごとなき一族』では土屋演じる佐都の夫で由緒正しき名家の次男・健太を演じた。

 また、『やんごとなき一族』の挿入歌・wacciの楽曲「恋だろ」をwacciと共にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露。これにも大きな反響が寄せられ、アンケートでは「マルチな活動が大きく取り上げられている」「惹き込まれるお芝居」などの声が集まった。俳優業だけでなく、アーティスト活動も精力的に行っている。

(左から)眞栄田郷敦、鈴鹿央士、高橋文哉  クランクイン!