「あ、運転手さん意識ない!」そうならないことを祈るばかりですが。

新型エアロスターはライトとEDSS改良

三菱ふそうトラック・バスは2022年12月22日、大型路線バスの新型「エアロスター」を発売したと発表しました。

主な改良点のひとつがヘッドライト類。走行中に周囲の明るさを検知し、自動的にヘッドライトを点灯・消灯するオートライトを、2023年10月の規制施行に先駆けて装備しました。ライトスイッチがオフの場合でも、センサーにより自動点灯し、薄暗い時間帯の安全性の向上をサポートするといいます。

もう一つが、ドライバー異常時対応システム「EDSS」(Emergency Driving Stop System)の改良です。

これは、ドライバーが突然の疾患などで安全に運転できない緊急事態が発生した場合、運転席もしくは最前部に設置された非常ボタンを押すことで、車両を緊急停止させる安全装置です。作動すると自動で減速をはじめ、車内外に警告を発するとともに、路肩側へ緊急停止します。

新型モデルでは、客席の非常ボタンが作動開始してからブレーキが作動するまでの間も、アクセルが強制的にオフになるほか、車両が緊急停止した後にも音声案内を継続して警報を報知する設定になったそうです。

新型エアロスターは前中扉のノンステップ仕様で3225万1000円から、ワンステップ仕様で2751万8000円から(いずれも東京地区販売価格、税込み)となっています。

エアロスターのイメージ(画像:三菱ふそう)。