SoundScan JapanによるCDアルバム売上レポートから2022年12月19日~21日の集計が明らかとなり、Snow Manの『Snow Labo. S2』がミリオンセールスを突破したことがわかった。

 『Snow Labo. S2』は、Snow Manが2022年9月21日にリリースした2ndアルバム。シングル表題曲の「Secret Touch」「ブラザービート」に加え、メンバーがそれぞれ選曲を担当した9曲を含む全12曲が収録されている。

 本作は初週で895,513枚を売り上げ、2022年9月28日公開(集計期間:2022年9月19日9月25日)の週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で首位にデビュー。2週目以降もコンスタントに枚数を積み重ね、2022年の年間アルバム・セールス・チャートでは首位に輝いた。そして2022年12月19日~21日の集計で、Snow Manにとって2作連続、2022年リリースのアルバムとしては初のミリオンを達成した。

 本記事では『Snow Labo. S2』(以下、S2)と、2021年9月にリリースされた1stアルバム『Snow Mania S1』(以下、S1)の販売動向を比較する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/120350/2)は、『S2』と『S1』のリリース初週から13週目までの販路別(実店舗と通販)の販売比率のグラフである。
 
 まず1週目は2作ともおよそ2:8と通販が多くを占めるグラフに。2週目以降は『S1』の方がやや比率の変動が大きく、2~6週目は実店舗、7~12週目は通販、13週目は再び実店舗が過半数を上回った。一方『S2』は、実店舗も通販もそれぞれ4割を下回ることなく、ミリオン直前まで5:5の比率をキープ。さらに実店舗が通販を上回った週は13週中7週で、『S1』の6週より1週多くなった。このことから、実店舗でのプッシュが前作以上だったことが推測できる。『S1』が好調なセールスを記録した影響で、『S2』の展開が長く、大きくなったのかもしれない。また『S1』リリース時にはコロナ禍で実店舗に足を運ぶことが難しかったファンが、今作は直接CDショップで購入したことも考えられる。

 『S1』はシングルのリリースやグループの露出タイミングと連動しながらじわじわと枚数を伸ばし、およそ7か月でミリオンを達成した。対して『S2』は、その約半分となる3か月でミリオン達成。ここ一年のグループの勢いを感じさせる結果となった。

 なおSnow Manは、シングルでも『D.D. / Imitation Rain』(Snow Man vs SixTONES名義)、『KISSIN’ MY LIPS/Stories』、『Grandeur』の3作がミリオンを突破しており、さらに『HELLO HELLO』(累計98万枚)、『オレンジkiss』(累計96万枚)、『ブラザービート』(累計91万枚)の3作がミリオン間近となっている。

【深ヨミ】Snow Man『Snow Labo. S2』2022年リリースアルバム初のミリオン達成 前作と販売動向に違いは?