プレミアリーグ第17節、レスター・シティvsニューカッスルが26日にキング・パワー・スタジアムで行われ、アウェイニューカッスルが0-3で快勝した。

圧巻の5連勝によって望外の3位でカタールワールドカップ中断期間に入ったニューカッスル。再開初戦となったEFLカップ4回戦でもボーンマスに1-0で競り勝ち公式戦12試合無敗を継続する絶好調のマグパイズは、公式戦4連勝と復調を見せる13位のレスターを相手にリーグでの更なる連勝を狙った。

試合は開始早々にアウェイチームがスコアを動かす。3分、前線からの連動したプレスでボールを奪ったジョエリントンがボックス内に持ち込むと、DFアマルテイにアフターチャージを受けてPKを獲得。これをキッカーのウッドが冷静にゴール左へ突き刺した。

さらに、畳みかけるニューカッスルは直後の7分に圧巻の仕掛けから追加点を奪う。相手陣内右サイドでボールを持ったアルミロンが内側にドリブルで切り込み、ブルーノ・ギマランイスに一度ボールを預けてボックス内に走り込む。そして、足元へ最高のリターンパスが返ってくると、巧みなボディフェイントとステップワークでDF2枚の間を易々と抜けたパラグアイ代表MFが正確な左足のグラウンダーシュートをゴール左下隅へ流し込んだ。

直近のリーグ月間MVPに輝いた絶好調アルミロンの圧巻の個人技でリードを2点に広げたハウのチームは、ややゲームコントロール優先の形にシフト。これに対して、プラートの負傷で古巣対戦のアジョセ・ペレスの投入を余儀なくされたホームチームは、相手のハイラインを執拗に狙うダカを起点に際どいシーンを作り出すが、仕留め切れない。

一方、鉄壁の守備陣の奮闘を受け、今度はニューカッスルの攻撃陣が三度応える。32分、右CKの場面でマッチアップしたスマレを完全に外したジョエリントンがゴール前でトリッピアーの正確なクロスを難なく頭で押し込んだ。

個々の奮闘が目立つものの、チームとしての機能性を欠くレスターに対して、その両方を兼ね備えるニューカッスルが以降もスコア通りの力の差を見せつけ、試合はハーフタイムを迎えた。

前半終了時にブーイングを浴びたホームチームはダカを下げて切り札のヴァーディを後半頭から投入。まずは反撃の狼煙となる1点を目指す。

この交代もあって後半は完全にイーブンの展開で試合が進むが、リスクを冒して前に出るレスターニューカッスルに攻撃をスピードダウンさせられてフィニッシュまで持ち込めない。

後半終盤にかけては互いに疲労の影響もあってオープンな展開となり、後半初めて両守護神の出番が増えていくが、これ以上のゴールは生まれず。

後半は完全に省エネモードも敵地で復調のレスターに文字通りの完勝を収めたニューカッスルリーグ6連勝を飾り、暫定ながらマンチェスター・シティを抜いて2位に浮上している。

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