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北海道付近には21日(水)午後から、上空にはこの時季としては暖かい空気が流れ込んでおり、平年より気温の高い日が続いています。しかし、29日(木)から30日(金)にかけては一時的に寒気が流れ込み、寒さが強まるでしょう。日本海側を中心に雪が降りやすくなります。寒さや、局地的な雪の強まりに注意して下さい。

11月から12月上旬並みの暖気続く

12月上旬から中旬にかけて、北海道付近には強い寒気の居座る日が多くなりました。しかし、21日に北海道付近に低気圧が接近してからは、この時季としては暖かい空気が流れ込みやすくなりました。

札幌では23日(金)から26日(月)にかけて、12月後半としては統計開始以来初めて、4日連続で最低気温がプラスとなり、冬日になりませんでした。

函館では19日に、一時41センチまで積雪が増えて、2005年以来、12月としては17年ぶりに40センチを超える積雪となりましたが、今日27日午前10時には積雪が1センチまで減るなど、雪解けが一気に進んだ地点もありました。

29日~30日 北海道上空に真冬並みの寒気が流れ込む

北海道付近は、明日28日は日本海から2つの低気圧が接近するでしょう。上空には引き続き暖かい空気が流れ込みます。道内は午後から広く雪が降り、道南方面では沿岸を中心に雨がまじるでしょう。なお、大雪や大雨とはならない見込みです。

この低気圧の通過後は冬型の気圧配置となり、北海道付近の上空1500メートル付近には一時的に真冬並みの寒気が流れ込むでしょう。道内の最高気温は平年並みか低めとなる見込みです。ここ数日暖かかったこともあり、29日から30日にかけてはかなり寒く感じられそうです。日本海側では局地的に大雪となる恐れもあるため、体調管理や交通障害に注意が必要です。帰省などの際は気象情報や交通情報を確認するとよいでしょう。

記録的に暖かい北海道 年末寒波か 29日頃は約一週間ぶりに強い寒気襲来