カフェ・コーヒー・コーヒーショップ

レストランやカフェのレジやカウンターに、何気なく置いてある寄付やチップを入れるための容器。そこには顧客からの善意が詰まっている。

このほどアメリカ・オクラホマ州で、男がそのお金を持ち去るという事件を起こした。『OKLAHOMA’S NEWS4』『Fox25 News』などが伝えている。


■チップジャーに手を突っ込む

事件は18日の午後 5 時すぎ、オクラホマ州エドモンドのイースト・メモリアルロードにあるスターバックスの店舗で起きた。

来店した男がカウンターで従業員と軽く揉め、その後、従業員が背を向けた瞬間にチップジャー(チップを入れるガラスの瓶)に手をつっこみ、紙幣を抜き取ったという。


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■「お金を返して」と要求

男は駐車場に停めてあった車で逃走し、店は写真とナンバープレートを元に通報。警察は強盗事件とみて車両の行方を追い、後にリチャード・エングルという61歳の男を逮捕した。

エングル容疑者は、妻とともに同店に車でやってきた。最初は妻だけが入店し、前日に購入したドリンクに不具合があったとして「1.25ドル(約160円)を返して」と要求したことがわかっている。


■軽くあしらわれ妻が激怒

ところが、スターバックスの従業員は「苦情なら本部に電話してください」とだけ言い、エングル容疑者の妻をほとんど相手にしなかった。

その態度に妻は激怒し、店を出ると車で待っていた夫に「返金してくれなかった。今度はあなたが文句を言ってよ」と催促。妻に代わってエングル容疑者が交渉しに店に入り、事件を起こしたという。


■被害額はたったの…

この事件で店舗の被害額は1ドル(約130円)。エングル容疑者がチップジャーから抜き取ったのは、たった1枚の1ドル紙幣だった。

いずれ、強盗および暴行の罪に問われるであろうという同容疑者。短気は損気という他ない事件だと、世間の苦笑を誘っている。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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