第101回全国高校サッカー選手権・2回戦が31日に行われ、日本文理(新潟)と成立学園(東京B)が対戦した。

 5年ぶり2回目の出場となる日本文理と、17年ぶり3回目の出場となる成立学園が3回戦進出をかけて激突。試合は、プレッシングを持ち味とする日本文理と、ポゼッションを高める成立学園による均衡した展開に。前半は互いに無得点のままハーフタイムを迎える。

 後半に入っても互いに譲らない両チームだったが、交代カードで流れを引き寄せた成立学園が徐々に攻勢を強める。終盤にかけては何度もゴールに迫るシーンを作ったものの、守る日本文理はGK日隠レックス海斗を中心に、身体を張った守備でゴールを許さない。

 すると迎えた80+2分、成立学園の猛攻を耐えた日本文理は、敵陣エリア内での混戦からキャプテンの曾根大輝が左足を振り抜く。シュートは相手DFの足の間を抜けてゴールネットへと吸い込まれ、PK戦を目前としたなかで日本文理が劇的なゴールを奪った。

 試合はこのまま終了。成立学園の攻撃をしぶとく耐えた日本文理が、主将の劇的決勝ゴールで1-0と勝利し、3回戦への進出を決めた。

【スコア】
日本文理 1-0 成立学園

【得点者】
1-0 80+2分 曾根大輝(日本文理

日本文理が成立学園との激闘に勝利 [写真]=Keita KOBAYASHI