2022年のコンパクトデジカメ売れ筋ランキングは、ソニーCyber-shot W830」が首位を獲得した。2017年発売のロングセラーモデルで、普段使いではスマートフォンで写真を撮るのが一般的になった現在も、コンスタントに売れ続けている。2位には富士フイルム「instax mini Evo」がランクイン。デジタルとアナログが融合したハイブリッドチェキだ。紙の写真がその場で得られるだけでなく、多彩なエフェクトをかけた写真が撮影できるなど、ユニークな機能で注目を集めた。

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 今年頭角を現したのがKODAK。「PIXPRO WPZ2」など4機種をTOP10入りさせた。1万円から1万5000円ほどの価格帯に製品を投入。多くの競合他社が撤退した低価格製品で販売台数を稼いだ。7位にランクインしたケンコー・トキナー「KC-03TY」も同様に低価格を武器に上位入り。手軽に使えるカメラが欲しい、という少なからず残っているニーズを、うまくとらえた。

 「BCNランキング」2022年1月1日から12月11日の日次集計データによると、コンパクトデジカメの実売台数ランキングは以下の通りとなった。

1位 Cyber-shot W830

DSC-W830(ソニー

2位 instax mini Evo富士フイルム

3位 Cyber-shot WX500 ブラック

DSC-WX500(B)(ソニー

4位 PIXPRO WPZ2(KODAK)

5位 IXY 650 シルバー(キヤノン

6位 PIXPRO FZ43 ブラック(KODAK)

7位 デジタルカメラ

KC-03TY(ケンコー・トキナー)

8位 PIXPRO FZ55 ブラック(KODAK)

9位 FinePix XP140 イエロー

FX-XP140Y(富士フイルム

10位 PIXPRO FZ43 レッド(KODAK)

※本ランキングの集計期間は2022年1月1日12月11日のため、実際の年間順位は変動している場合があります。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

DSC-W830