トイレ

男の子として生まれたが、女の子として生きることを選んだトランスジェンダー高校生。しかしトイレで女子生徒に腹を立て、暴行。怪我を負わせて起訴されていたことを、『The Lion』など海外のメディアが伝えている。


■高校のトイレでトラブル発生

10月26日午前のこと、アメリカ・オクラホマ州にある高校の女子トイレに、女性として暮らすトランスジェンダーの生徒が入った。

そこである女子生徒に近づき声をかけたが無視されたため、トランスジェンダーの生徒は激怒。猛烈に腹を立て、女子に食ってかかったという。


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■激しい暴行で負傷も…

トランスジェンダーの生徒は女子に近寄り、まずはその顔面にパンチを炸裂。その後、髪を引っ張って床に倒し、頭を何度も殴り蹴り上げるといった激しい暴行を加えた。

なお現場を目撃した別の女子生徒は「このままでは友達が殺される」と考え仲裁を試みたが、巻き添えに。トランスジェンダーの生徒に顔を二度殴られ、両目・顔面などに怪我を負った。


■警察も急行する騒動に

通報を受け警察官らが駆けつけるなど、大きな騒動に発展。暴行に及んだトランスジェンダーの生徒については起訴され、その後ほどなくして現場となった高校に通うのをやめたと明かされている。

なおこの学校では州の方針に従い「出生証明書の性別に基づくトイレ使用を義務付ける」と定めているため、暴行に及んだ生徒による女子トイレの利用は違法行為だとみなされた。


■被害者「抵抗できなかった」

被害にあった生徒のひとりは「ものすごい力でした」「(加害生徒の体は私とちがって)男なので、抵抗することさえできませんでした」と話しているという。

トランスジェンダーが使用するトイレについてはさまざまな意見があり、「男性器を持つ人が女子トイレに入ることに恐怖を感じる」という女性も少なくないのが現状だ。トランスジェンダーの権利も非常に大事だが、「不安だ」という女性の気持ちにも配慮する必要がある。

アメリカでは、「いっそのことトランスジェンダー用のトイレや更衣室を設けてはどうか」という声もあるという。誰もが納得する方法でこの問題を解決するには、まだ時間がかかりそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

トランスジェンダーの生徒がトイレで女子に暴力 警察も急行する騒動に