●調査内容：2022年に取材した学芸大学駅と祐天寺駅にある「町中華」の中から4店舗を厳選。その人気の秘訣を探ってみよう。
様々な街には、そこに住む人々に愛され、胃袋を満たし続けるおいしい「町中華」のお店があります。そして、人気のお店には必ず、名物と呼ばれる一皿が味わえるのです。
こちらでは東横沿線の学芸大学駅、祐天寺駅周辺にあり、長年、地元客に愛される続ける名店4店舗の一品をご紹介。きっと、人気の秘訣が見えてくるはず。是非チェックしてみてください。
学芸大学：スープ春雨専門店『七宝麻辣湯』の「麻辣湯」が絶品だと噂されるワケ
2022年7月28日にオープンしたスープ春雨専門店『七宝麻辣湯 学芸大学店』。四川省発祥の屋台メニューで、最近は専門店が続々と登場しています。こちらは、2007年に渋谷店をオープンし、日本で最も早い時期から「麻辣湯」を提供しているので、初めて食べるならこの店を選べば間違いありません。
ショーケースには国産野菜を中心に、キノコ、肉、玉子、点心など30種類以上が並び、好みに合わせて選ぶことができます。春雨は鹿児島県産のさつまいもと北海道産のじゃがいもで作ったオリジナルの一品。店舗ごとで仕込むスパイススープと白湯スープを合わせれば、ヘルシーで食べ応え抜群の一杯を堪能できます。
祐天寺の町中華で絶対外せない！ 老舗店『三久飯店』の「えびチャーハン」
1968年創業の『三久飯店（さんきゅうはんてん）』は、祐天寺エリアの町中華を語る上では絶対に外せない名店です。とにかく何時に行っても客足は絶えず、特にランチタイムは外に列ができる光景が当たり前。客層も幅広く、一見さんでも入りやすい雰囲気が魅力です。
そんな『三久飯店』で注文したいのが、旨みたっぷりの「チャーハン」。とくに、「えびチャーハン」は海老がたくさんのっている名物メニュー。米一粒一粒に味がしっかりコーテイングされていて、ほどよいパラッと感も素晴らしい。一緒に出される中華スープとの相性も最高です。
学芸大学：客足が絶えない超人気店『上海菜館』の「カレーあんかけチャーハン」
学芸大学エリアは多くの飲食店が軒を連ね、中目黒や恵比寿界隈と比べると、リーズナブルに楽しめる良心的な店が多くあります。
飲食激戦区ではありますが、その中でもメディアに取り上げられ、地元だけでなく遠方からも客足が絶えない人気店『上海菜館』があります。
同店の人気メニューも、炒飯にあり。10種類以上のラインアップの中から、最もオリジナリティのある一品が「カレーあんかけチャーハン」です。チャーハンは卵とネギでシンプルに仕上げ、トロトロのあんかけカレーには、タマネギ、ニンジン、赤ピーマン、にら、しめじ、ナス、あさり、肉と具材たっぷり！ ほどよくスパイシーで、具材から出る滋味深い旨みによって奥行きのある味を堪能できます。
学芸大学：味坊集団の姉妹店『好香味坊（ハオシャンアジボウ）』で食べるならこの3品！
某グルメドラマにも登場し、ラム肉料理が評判の本格中華料理店「味坊集団」。『好香味坊（ハオシャンアジボウ）』は、グループ8店舗目として学芸大学駅前の学大市場内にオープンしました。
広東料理をベースに、スパイスを巧みに使った印象的な料理と、甘みのある味付けが特徴です。ここでおすすめなのが「広東焼鴨」（広東風鴨の窯焼き）、「春菊餃」（春菊の蒸し餃子）、「ワンタン麺」。
特に点心師のシェフが監修した餃子やワンタンは、同店を訪れたらぜひ味わっておきたい名品です。鴨の窯焼きは、半身や1羽でも注文できますので、パーティー料理としても活用できます。
調査結果
学芸大学、祐天寺界隈には、トレンドを押さえたメニューから老舗の味まで幅広い町中華が揃っています。町の中華屋は入りにくいというイメージを持っている人にこそ、足を運んでもらいたいですね。
（撮影・文◎亀井亜衣子）
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