俳優の鶴嶋乃愛が、2022年12月に都内で行われた「2023年オスカープロモーション新春晴れ着撮影会」に参加。今回は“愛されピンク”にふんわり優しいタッチで描いた牡丹と背景に配した熨斗柄がかわいらしい振り袖で登場した鶴嶋に、初めての晴れ着撮影会に参加した感想やアパレルブランドのプロデューサーから見た着物の魅力などを語ってもらった。

【写真】鶴嶋乃愛、華やかなピンク振り袖の全身ショット

オスカープロモーション新春晴れ着撮影会」は、オスカープロモーションが毎年12月初旬に開催する、所属タレントが色とりどりの美しい晴れ着姿を披露する恒例イベント。2022年は鶴嶋の他、小芝風花高橋ひかる、本田望結、宮本茉由、井本彩花、井頭愛海、尾碕真花、川口ゆりな、玉田志織の10人が参加した。

■絶対ピンク色で!と決めていました

――初めての晴れ着撮影会ですが、参加されていかがでしたか?

憧れの場所の一つでしたので、すごくすてきな方々と一緒に出させていただけて、すごくうれしいです。

――晴れ着のお気に入りポイントは?

この晴れ着撮影会に初めて参加させていただくときは、絶対ピンク色で!と決めていましたので、念願かなって華やかなピンクの振り袖を着せていただいて、とても幸せです。

――襟のところがフリフリでおしゃれですね。

そうなんですよ。このフリフリで個性を出しています。

――普段着物を着ることはありますか?

撮影で着せていただくことが多いですね。今は本当にいろんなデザインがあって、こういうフリルですとか、ベルベットのお着物もありますよね。種類がすごく豊富なので、次回また出させていただけるなら、どういうのにしようかなって早くも考えています(笑)。

■同期との共演で「自然と頬が緩む」

――今回は高橋ひかるさん、川口ゆりなさんという同期も一緒ですね。

そうですね。プライベートでもたまに会ったりはするんですけど、こういう特別な場で会えるのは本当にご縁だなというふうに思いますし、何年も前から知っているので、こういうところで会うと自然と頬が緩むといいますか、私にとっては初めての場なんですけど、本当に安心感のある場所に一気に変わりますね。

――洋服のプロデュースをされている鶴嶋さんが思う和服、着物の魅力とは?

歴史の深さも一つの魅力ですし、柄や刺繍の美しさは日本のお着物って随一だなと思っています。お洋服を作っていても、私はプリントより刺繍が好きなんです。刺繍は本当に手間暇がかかっていますし、コストもすごくかかるもの。何よりお洋服を作っている側からしても、何も言うことがないくらい美しいなと感じます。

あとは帯締めの飾りも最近はいろいろなものがあるので、そういうところもすごく注目しています。

――俳優としてもさまざまな作品に出られた年でしたよね。

2022年は今までの年よりもたくさんの役に巡り合わせていただくことができた年でしたし、2023年は初めての主演ドラマからスタートできるという、本当にありがたくて素晴らしいことだなと思っています。

2023年も変わらずこの波に乗り続けて、私だけができるすてきな表現を、たくさんファンの皆様に届けていきたいなというふうに思っています。

――その主演ドラマ「あなたは私におとされたい」(MBSほかで地上波放送、ディズニープラスで見放題独占配信)では、“魔性の女”ですもんね。

最近は撮影部のスタッフさんに「今の表情すごく魔性だったよ」って言っていただけて(笑)。ぜひ視聴者の皆様にも、私が演じる立花ノアちゃんの魅力におちてしまうようなお芝居を届けられるようにしますので、ぜひおちていただければうれしいです。お楽しみにしていてください。

――2022年を振り返って、自分で自分に「ブラボー」を贈りたい出来事は?

2022年はいろいろあったんですけれど、やっとコロナが落ち着いてきたということで、3年ぶりにファンイベントを開催させていただいたんですよ。そこで新しい挑戦として、昭和歌謡が好きなので、ファンの方々の前で歌を披露させていただいたんです。

自分で決めたにもかかわらず、本当に不安で不安で(笑)。イベントまでのお仕事の合間にボイストレーニングにもたくさん通っていたんですけど、歌の奥深さを感じましたし、これを職業にされている方ってあらためてすごいんだなという、新しい気付きもありました。

私が今まで避けてきた道でもあったので、挑戦できたことはすごく良かったなと思いますし、自分の中で新しい一歩。そこはブラボーと褒めてあげたいです!

◆取材・文=ブルータス海田

※記事内「高橋ひかる」の「高」はハシゴダカが正式表記

鶴嶋乃愛にインタビューを行った/撮影=大野代樹