ジョニー・デップ(59)のスクリーン復帰作となるフランス映画『Jeanne du Barry(原題)』だが、このほど新たなプロモーション画像が公開された。ジョニーは2020年に元妻アンバー・ハードに対する裁判で敗訴後、出演映画からの降板を発表。2022年1月には、フランス人監督による新作で国王ルイ15世を演じると報じられていた。そのルイ15世に扮したジョニーが登場する映画のワンシーンなどが初めて披露された。

ジョニー・デップは2020年11月、元妻で女優のアンバー・ハードへのDV疑惑を報じた英紙『The Sun』に対する名誉棄損訴訟で敗訴後、映画『ファンタスティック・ビースト』3作目から降板ジョニーのファン達による同作への復帰を求める署名運動が起こっていた

2022年1月には米メディア『Variety』が、フランス人の女優兼映画監督・脚本家のマイウェン(Maïwenn、46)の次回作で、ジョニーフランス国王ルイ15世を演じることが決定したと報道。同年夏から撮影開始すると発表した。

4月には米国でアンバーの寄稿文に対する名誉棄損裁判が開始され、ジョニーが勝訴する結果となった。その後、ジョニーはジェフ・ベックとヨーロッパツアーやレコーディングを行うなど、ミュージシャンとしての活動を続けていた。

そして8月、フランスの制作会社「Why Not Productions」がマイウェン監督による新作映画『Jeanne du Barry(原題)』のティーザーを初公開し、ルイ15世に扮したジョニー目隠しした横顔を披露していた。

ジョニーのスクリーン復帰となる同作は、フランス国王ルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人の死後、最後の公妾となりヴェルサイユ宮廷に仕えたデュ・バリー夫人の物語を描いたものだ。貧しい家に生まれながらも、知性を使って社交界に進出し、国王を夢中にさせた女性だ。デュ・バリー夫人役は、監督を務めたマイウェンが演じている。

米メディア『Deadline』によると、同作の撮影は昨年7月26日から11週間にわたってパリ近郊にあるシャトーやヴェルサイユ宮殿、スタジオなどで行われたという。

現地時間3日には、仏メディア『Première』の公式SNSが同作の新たなプロモーション画像を公開。ジョニーとマイウェンが出演する映画のワンシーンを初披露したのである。

公開したのは、2人が宮殿内のディナーテーブルの前に座り、悲しそうな表情をしたデュ・バリー夫人(マイウェン)が、ルイ15世(ジョニー)の腕を組んで寄り添う場面だ。

この他にも同メディアのInstagramでは、ルイ15世に扮したジョニーフェザー付きの三角帽を被り、王笏を持って立つ姿や、宮殿内での舞踏会で貴族に囲まれる場面なども公開している。

Netflixは昨年夏に同作のプロジェクトに参加したが、映画の公開日は現在のところ未定という。今年5月にカンヌ国際映画祭でプレミア上映されるとの話題も浮上しており、実現すれば2023年中には公開されるとみられている。

画像2~4枚目は『Premierefr 2023年1月3日付Twitter「Jeanne du Barry」』『Première 2023年1月3日付Instagram「Les premières images de Jeanne du Barry」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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