1月5日よりスタートする「警視庁アウトサイダー」(毎週木曜夜9:00-9:54※初回は拡大スペシャル夜9:00-10:00、テレビ朝日系)の試写会&囲み取材会が、同日、東京・テレビ朝日本社で行われ、西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌が登壇。作品の魅力や撮影秘話を語ったほか、取材会にはスペシャルゲストとしてゲッターズ飯田も登場し、3人の今年の運勢を発表した。

【写真】西島秀俊×濱田岳×上白石萌歌、笑顔の3ショット

同作は、西島が“見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事”、濱田が“一見爽やかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事”、上白石が“安定した就職先として警察を選んだやる気ゼロな新米刑事”という、癖の強いキャラクターに扮(ふん)する異色の刑事ドラマ。誰にも言えない秘密を腹の底に潜ませる3人が、自らの思惑のために手を組み、互いに互いを利用しながらさまざまな難事件に挑む姿を描いていく。

■思ってもみなかった役へと進化

取材会では、それぞれのキャラクターの“癖強”ぶりについて言及。主人公・架川英児には、“コワモテなのに血を見るとクラッとする”、“往年の刑事ドラマフリーク”など小ネタ設定が満載とあって、演じる西島は「脚本の高橋泉さんがかなり面白いキャラクターに描いてくださった上に、木村ひさし監督がどんどん役を膨らませてくださる方なので、自分でも思ってもみなかったような役になりました(笑)」と、楽しみながら演じていることを明かした。

濱田が演じる蓮見光輔は、“クールなエース刑事”という設定で、濱田も「僕自身のキャリアの中でもやったことのない、チャレンジングな役」と説明しつつ、「光輔は自身の秘密のためにも早く進んでいきたいのに、お二人がふざけるものですから、光輔的にも僕にとっても正直やりづらいなと思っています(笑)。僕だってそういうノリが好きなのですが、キャラクターを守るためにグッと堪えるのが大変です」と思わぬ苦労を吐露。

また、感情ダダ漏れの新人刑事・水木直央を演じる上白石は「私、普段は言いたいことをズバズバ言えないタイプなので、この役を演じていると気持ちがいいです。こんなにもギャグが多い役は初めてですが、どんなときもお二人がどっしりと構えてくださるので、安心してボケられます」と先輩二人への信頼を語った。

■運気を上げるポイントはダンス?

取材会中盤には、2023年の運勢を占うべく、ゲッターズ飯田が登場。西島は「僕はものすごく信じてしまうので普段は(占いを)見ないようにしているんです。だからちょっと怖いです」と不安を口にする。

飯田の五星三心占いによると、3人の中で今年最も運勢が良いのは、上白石と判明。飯田は「もともと強い運勢の持ち主ですが、2023年は一気に駆け上がる!」と彼女を絶賛するが、「寝ないとイライラするタイプなので、現場で“不機嫌だな”と思ったら15分間だけでも寝させてあげてください」と周囲にアドバイスし、これには上白石も「私、本当に寝ることがいちばん好きなんです…」と驚きの表情を見せた。

次に運勢が良いとされたのは濱田。「挑戦と変化の年」「2022年からやっとやる気になりはじめたはず。43歳からは、もっと本気になる」と告げられた濱田は、「えっ!? 僕、9歳から(俳優を)やっているんですけど…(笑)」と苦笑い。

そして、西島については、「運気が悪いわけではなく、ここから一発逆転、ガラっと人生が変わって“殻を破る”という流れがくる」と、“進化の年”であることを予言。続けて「ダンスを踊ると運気が上がる」「刀などの“長いもの”を持って振り回すと成功する」という占い結果を告げ、その意外な組み合わせに、西島は「ダンスは一番苦手なんです…勘弁してください!」と困惑の表情を浮かべた。

■濱田岳、上白石萌歌も踊って走る!

さらに飯田は、作品自体の運勢について「すごくいいスタートダッシュを切るはず」「長く続くシリーズになるでしょう」と予言。

その言葉に、西島も「じゃあ、とにかくダンスをして、長いものを振り回します」と、観念した様子で踊ることを宣言し、上白石も「現場で西島さんとたくさん踊りたいと思います。今年はいい1年になりそうです」と賛同した。

一方、「走ると運気が上がる」とアドバイスされた濱田も、「シリーズを続けるために頑張ってダッシュしたいと思います!」と誓った。 

最後に、西島が「あらゆる世代の人たちが一緒に見られるドラマを作りたいと思い、現場で日々頑張っています」と作品への思いを打ち明けつつ、「ご家族皆さんでこのドラマを見て笑ったり、事件に関わる人たちの心に少し思いを寄せて感動したりしていただけたら、こんなに幸せなことはありません」と力強く語り、取材会を締めくくった。

※高橋泉の高は正しくは「はしご高」

1月5日に「警視庁アウトサイダー」の試写会&囲み取材が行われた/(C)テレビ朝日