スコティッシュ・プレミアシップ第21節が7日に行われ、セルティックとキルマーノックが対戦した。

 前節、セルティックレンジャーズとの“オールドファーム”を2-2のドローで終え、2位との勝ち点差「9」をキープ。首位を独走している。ホームに戻ってきた今節は、前節からスターティングメンバーを3名変更。旗手怜央古橋亨梧前田大然はスタメンに名を連ね、冬の移籍市場でチームに加わった小林友希はベンチからのスタートとなった。

 試合は序盤からセルティックがボールを握り、チャンスを探っていく。41分にはペナルティエリア手前でボールを持ったアーロン・ムーイの浮き球パスにジョタが抜け出すと、折り返しに古橋が反応。ダイレクトでゴールネットを揺らしたが、ジョタのポジションがオフサイドだったため得点は認められなかった。

 このままスコアレスで前半終了かと思われた後半アディショナルタイム、前田のスピードからゴールをこじ開ける。スルーパスに反応して左サイドを抜け出すと、中央への折り返しをジョタが押し込んだ。両ウイングの活躍で、セルティックが先制して前半を終えている。ハーフタイムには新加入が発表されている岩田智輝がユニフォームを見に纏い、本拠地『セルティック・パーク』に姿を見せた。

 後半に入ると“日本人コンビ”でゴールに迫る。51分、右サイドを駆け上がった旗手がムーイからのスルーパスを引き出し、中央へグラウンダーのクロスボールを送る。ニアサイドに走り込んだ古橋がダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。古橋のリーグ5試合連続ゴールかと思われたが、相手に当たってゴールに吸い込まれた一撃はオウンゴールに訂正され、古橋のゴールはまたも幻となってしまった。

 68分には旗手が強烈なミドルシュートを放ったものの、これはGKの好セーブに阻まれる。その後もセルティックが多くのチャンスを作ったが、これ以上スコアは動かず、このまま試合はタイムアップを迎えた。セルティックがホームで快勝を飾っている。なお、古橋は63分まで、旗手と前田は83分までプレー。小林に出場機会はなかった。

 次節、セルティックは18日にセント・ミレンをホームに迎える。一方、キルマーノックは同じく18日にホームでレンジャーズと対戦予定だ。

【スコア】
セルティック 2-0 キルマーノック

【得点者】
1-0 45+1分 ジョタ(セルティック
2-0 51分 アッシュ・テイラー(OG/セルティック

1月9日2時20分追記 
公式記録の変更に伴い、本文・タイトルともに変更しております。

旗手怜央(右)のアシストで古橋亨梧(左)が今季16点目 [写真]=Getty Images