冬将軍がやってきた。アメリカ、ワシントン州では激しい寒波により、ハチドリのために設置していた給餌器の蜜が凍ってしまい、飲むことができなくなってしまった。
そこでハチドリたちは、いつも彼らに蜜を用意し、愛情を注いでくれている男性に助けを求めた。
男性の家の前を行ったり来たりして飛ぶことで、非常事態が起きていることを知らせようとしたのだ。男性はすぐにハチドリの異変を察知。
そして考えに考え、ハチドリの給餌器の蜜を凍らないようにするアイデアを思い付いた。ハチドリはこれでいつものように蜜を飲むことができるようになった。
今年は厳しい寒波が世界各地を襲っているが、ワシントン州シアトルも例外ではなかった。サラヒソリーさんの家では、庭に設置したハチドリ用の給餌器の甘い蜜までもが凍ってしまった。
いつもここで食事をするハチドリたちだが、蜜が飲めなくなって困ってしまった。だが彼らはそんな時、誰に知らせればいいのかを知っていたようだ。
常にハチドリに愛情を注ぎ、給餌器を設置したサラヒソリーのお父さんである。
彼らはお父さんが気が付くように、家のドアの回りを激しく飛び回った。
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するとお父さんはハチドリたちの異変に気が付き、給餌器をチェック。蜜が凍ってしまい飲めなくなっていることに気が付いたのだ。
お父さんは考えに考えた。そしてひらめいた。
給餌器の下にキャンドルウォーマーを置き、電気コードで電力を供給することで、中の蜜を凍らないようにしたのだ。
ハチドリたちはこれで、再び蜜を飲むことができるようになった。
お父さんのやさしさは蜜だけでなく、我々とハチドリの心を溶かしてくれたようだ。
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written by parumo
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