ナポリは8日、セリエA第17節でサンプドリアとのアウェイ戦に臨み、2-0で快勝した。

再開後初戦の前節インテル戦をシャットアウト負けして連勝が11でストップした首位ナポリ(勝ち点41)は、インテル戦のスタメンから2選手を変更。ジエリンスキとラフマニに代えてエルマスとファン・ジェズスを変更した。

サンプドリアレジェンドであるヴィアッリ氏、指揮官を務めたことのあるミハイロビッチ氏への黙禱が捧げられて迎えたキックオフ

18位サンプドリア(勝ち点9)に対し、ナポリは開始早々にPKを獲得する。アンギサがボックス左に侵入して転倒。ムッルに足を踏まれるとVARの末にPKとなった。しかし、キッカーのポリターノはGKアウデーロのファインセーブに遭い、先制とはならない。

先制の好機を逸したナポリだったが、気落ちすることなく攻め込むと、16分にはオシムヘンのヘディングシュートで牽制。すると19分に先制する。マリオ・ルイの左クロスをオシムヘンがボレーで合わせた。

先制したナポリが流れを引き寄せる中、39分には数的優位となる。ボックス内へ独走しかけたオシムヘンがリンコンに後方からのスライディングタックルで倒された。

リンコンに一発レッドカードが提示された中、追加タイム2分には2点目に迫る。ロングカウンターに転じた流れからボックス左のクワラツヘリアが決定的なシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

ナポリが1点をリードして迎えた後半、敵陣でのプレーを続けていく。追加点を窺うナポリは63分にクワラツヘリアとポリターノに代えてロサーノとジエリンスキを投入。

前線をフレッシュにすると68分にはロボツカがコントロールシュートでオンターゲットを記録した。終盤にかけても一方的に押し込んだナポリは78分にこの試合2つ目のPKを獲得。ボックス内でのヴィエイラのハンドがVARによって取られた。

このPKをエルマスが決めてリードを広げたナポリが2-0で勝利。ヴィアッリ氏とミハイロビッチ氏へ勝利を捧げるべく気合いの入っていたサンプドリアを退け、勝利を取り戻して次節ユベントスとの大一番を迎えることになった。

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