きょう1月9日は成人の日。乃木坂46、櫻坂46、日向坂46からなる「坂道グループ」は合計11名のメンバーが「20歳」の新成人となる。そこで2022年の活動を中心に彼女たちの歩みを紹介し、今年の活躍を占う。なお、民法改正に伴い2022年4月から「成年年齢」が「18歳」に引き下げられたが、本稿での対象は、2022年度内に成人へ達したメンバー及び成人を迎えるメンバーとする。
【写真特集】「坂道グループ」新成人メンバーたち 写真で一挙紹介
乃木坂46は3期〜5期生まで6名が新成人
■伊藤理々杏
乃木坂46の3期生。2002年10月8日生まれ。2022年は、舞台『リトル・ゾンビガール』や、『チコちゃんに叱られる！on STAGE 〜そのとき歴史はチコっと動いた！〜』へのゲスト出演で演技力を発揮した一方、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」にアップのアニソンカヴァー「only my railgun」（アニメ『とある科学の超電磁砲』OP曲）も再生回数149万回を超えて話題に。同年7月に、ラジオ番組『チュウモリ木曜日推シマシ』（CBCラジオ）内で『乃木坂46 伊藤理々杏の推しゃべりTime！』で単独レギュラーを獲得。加入のきっかけとなった1期生・齋藤飛鳥（2022年末でグループ活動終了）の意思を継ぎ、活躍の幅を広げる。
■掛橋沙耶香
乃木坂46の4期生。2002年11月20日生まれ。4期生が往年の名曲を歌い上げたレギュラー番組『乃木坂スター誕生！』（日本テレビ）で定評のあったアコースティックギターの腕前を生かして、番組のリアルライブ「乃木坂スター誕生！LIVE」（2022年6月）では、同期の北川悠理が作詞、掛橋が作曲を務めたオリジナルソング「空の泣きまね」を2人で披露した。活躍が期待される中、同年8月に行われた「真夏の全国ツアー2022」東京公演での転落事故を受けて活動休止に。同年11月、自身のブログで久々に近況を報告。ユニークな言動も注目される彼女の復帰を、多くのファンが待ち望む。
■柴田柚菜
乃木坂46の4期生。2003年3月3日生まれ。2022年は、29thシングル「Actually...」（同年3月リリース）で念願の選抜メンバー入り。同年4月に、ラジオ番組『乃木坂46 柴田柚菜のDreaming time』（bayfm／毎週火曜23時）で初の単独レギュラーを獲得した。出身地・千葉県にちなみ大の千葉ロッテマリーンズファンを公言しており、公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で、同じく野球ファンの久保史緒里や向井葉月、同期の黒見明香と「乃木坂野球部」を結成。3月に野球の国際大会「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」を控える2023年は、得意分野を生かした活躍も期待される。
■矢久保美緒
乃木坂46の4期生。2002年8月14日生まれ。バラエティ番組での対応力、高いトークスキルにも定評ある彼女は、2022年4月、お笑いコンビのタイムマシーン3号と共に出演するラジオ番組『タイムちゃん』（FM FUJI／毎週火曜21時）が2年目に突入。同期の田村真佑と共にMCを務めるニコニコ生放送の月イチ番組『生のアイドルが好き』やグループの公演「アンダーライブ」など、さまざまな場面で発揮する臨機応変さを生かし、2023年もグループの盛り上げ役として強い存在感を発揮する。
■池田瑛紗
乃木坂46の5期生。2002年5月12日生まれ。2022年2月に加入した5期生の1人。「てれぱん」の愛称で親しまれる彼女は、5期生がベテラン歌手と共に往年の名曲を歌い上げる『新・乃木坂スター誕生！』（日本テレビ系／毎週月曜25時29分）などでユニークな言動が注目された一方、パフォーマンスでは天性のアイドル力を発揮。美術への造詣も深く、アートバラエティ番組『小峠英二のなんて美だ！』（TOKYO MX／毎週火曜24時）のレギュラーを同年10月に卒業した1期生・樋口日奈から受け継いだ。ソログラビアデビューなどの経験も糧に、2023年はさらなるブレイクが期待される。
■中西アルノ
乃木坂46の5期生。2003年3月17日生まれ。池田と同じく、2022年2月に加入。同月に開催した5期生の初ステージ「乃木坂46 5期生お見立て会」では、尾崎豊の曲「I LOVE YOU」をソロでカバーし、高い歌唱力が話題に。加入からわずか1ヵ月、29thシングル「Actually...」での異例のセンター抜てきも注目された。ボーカルの才能を『新・乃木坂スター誕生！』などで発揮する一方、爬虫（はちゅう）類を溺愛するなど、クールなビジュアルと裏腹のギャップも持ち味に、2023年も活躍の幅を広げる。
櫻坂46は1名、日向坂46は4名が新成人
【櫻坂46】
■幸阪茉里乃
櫻坂46の二期生。2002年12月19日生まれ。欅坂46「新二期生」としての加入からまもなく3年。グループ楽曲のフォーメーションで3列目を担う「BACKS」のメンバーとして、ライブを重ねるごとにパフォーマンス力も向上している。初代キャプテン・菅井友香が卒業した「2nd TOUR 2022 “As you know ?”」の千秋楽・東京ドーム公演を振り返るブログでは、ステージの経験を通して「もっと目の前のことに必死になって頑張ろう！と思いました！」と力強く宣言。2023年は、固い絆で結ばれた同期・増本綺良と共に飛躍のチャンスをつかむ。
【日向坂46】
■金村美玖
日向坂46の二期生。2002年9月10日生まれ。後述する同期の小坂菜緒、濱岸ひよりと共に、誕生年にちなむグループ内ユニット「2002年組」を結成。2021年には、6thシングル「ってか」（同年10月リリース）で自身初の表題曲センターに抜てきされた。2022年12月発売の1st写真集『羅針盤』は発売初週で7.3万部を売り上げ、人気を証明。ファッション誌「bis」（光文社）のレギュラーモデルとしても定評あるビジュアル、ステージでの躍動感溢れるパフォーマンスを武器に、2023年も強い存在感を放つ。
■小坂菜緒
日向坂46の二期生。2002年9月7日生まれ。約9ヵ月の休養を経て、2022年3月に活動復帰を発表。グループの念願であった同年3月の東京ドーム公演でステージ復帰を果たし、3作ぶりにセンターへ返り咲いた7thシングル表題曲「僕なんか」（2022年6月リリース）初披露などで躍動した。以降、自身のペースを保ちながら順調に活動を継続。ファッション誌「Seventeen」（集英社）の専属モデルでも存在感を発揮し、エースとしてグループをけん引する。
■濱岸ひより
日向坂46の二期生。2002年9月28日生まれ。加入当初はグループ最年少であどけなかった彼女も、成人に。専属モデルを務めるファッション誌「with」（講談社）では、高身長でスレンダーなスタイルも生かして、大人の表情を見せる。レギュラー番組『日向坂で会いましょう』（テレビ東京／毎週日曜25時5分）では個性溢れる言動も目立ち、2023年は、1月からアイドルグループ結成の軌跡を描く舞台『オッドタクシー 金剛石（ダイヤモンド）は傷つかない』に出演。演技の世界で新たな一歩を踏む。
■平岡海月
日向坂46の四期生。2002年4月9日生まれ。2022年9月、四期生の1人として加入。公式YouTubeチャンネルのドキュメンタリー動画では、グループの前身にあたる「けやき坂46」の「追加メンバー（二期生）募集オーディション」を受けたと告白。以降、約5年にわたり坂道グループのオーディションを受け続け、ようやくチャンスをつかみ取った。レギュラー番組『日向坂で会いましょう』の「運動能力チェック」企画では、走り高跳びで元・陸上部ならではの華麗な跳躍力を発揮。グループきっての肉体派、一期生・東村芽依に続く活躍も期待される。
コメント