●調査内容:『エースコック』の1月新作は餃子と照り焼き!?再現度を調査してみた

わかめラーメン」や「飲み干す一杯」シリーズでお馴染みの人気カップ麺メーカー『エースコック』より、看板商品「スーパーカップ1.5倍」の新メニュー「ギョーザパンチラーメン」「テリヤキパンチラーメン」の2品が登場。1月9日より、全国のコンビニエンスストアや小売店などで発売がスタートします。

左「ギョーザパンチラーメン」の中は、粉末スープ、液体スープ、かやく。右「テリヤキパンチラーメン」の中は、粉末スープ、調味油
左「ギョーザパンチラーメン」の中は、粉末スープ、液体スープ、かやく。右「テリヤキパンチラーメン」の中は、粉末スープ、調味油

ギョーザパンチラーメン」は約7年ぶりの登場となるフレーバーで、直近10年間における「スーパーカップ」新商品の初月出荷数ナンバー1を記録しているという超注目の一品。そして「テリヤキパンチラーメン」は、「スーパーカップ」35年の歴史で初めてとなる“テリヤキバーガー風”の味わいを備えた、こちらも注目度激高のフレーバーとなっております。

 今回は店頭での販売開始よりも一足早く両ラーメンの現物が手元に! 果たしてどんな味わいとなっているのか、実食にて確認してみたいと思います。

「スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン」を実食!

希望小売価格:265円(税込)
希望小売価格:265円(税込)

 まずは「ギョーザパンチラーメン」からいってみましょう。約7年ぶりの復活にあたり、具材に「ギョーザ」を採用したのが最大の特徴。改めて調べてみると、前作は“ギョーザ風の味わい”のみでギョーザは入っていなかった模様。いや、すげえ力技です(笑)。かやくと粉末スープを麺の上にあけ、お湯を注いで…あっ、ギョーザの匂いがする! 「ギョーザパンチなんだから当たり前だろ」と思うかもしれませんが、実際に体感すると香りのインパクトはなかなかのものです。

お酢の利かせ方が絶妙な塩梅で、あっさりしながらスープの旨みをちゃんと感じられます
お酢の利かせ方が絶妙な塩梅で、あっさりしながらスープの旨みをちゃんと感じられます

 そして待つこと4分、まずはスープをチェック。醤油ベースの味わいに続いてヒリリとした軽い辛味が来ます。そして酸っぱいとまではいかないギリギリの酸味があります。公式によると、チキンポークをベースにガーリックオニオンなどの旨み素材をブレンドし、さらにアクセントとしてお酢を加えてギョーザ感を演出…とのこと。

 なるほど、このテイストギョーザじゃなくて“ギョーザのタレ”をイメージしているのか。後味の辛味は後入れの液体スープと、かやくの刻み唐辛子から来ているみたいです。

麺は太目で軽くウェーブがかかり、スープをしっかりと持ち上げます。太いなりにプツっと切れる歯応え
麺は太目で軽くウェーブがかかり、スープをしっかりと持ち上げます。太いなりにプツっと切れる歯応え

 この流れで麺をすすります。前作の太目で角ばった「カド麺」から「丸刃の太麺」に変わっていますが、つるつる滑らかなすすり心地とスープの絡まりの良さ、太さゆえのしっかりとした食感が相まって、カップ麺らしい美味しさを感じさせます。うん、ウマい!

公式では揚げギョーザですが、揚げた感は一切なくチュルンと口に入ってきます
公式では揚げギョーザですが、揚げた感は一切なくチュルンと口に入ってきます

 残すチェック事項は具材のギョーザです。数は3個で、3cmほどの小粒サイズ。皮は辛味がありそうなオレンジ色をしています。こちらもレンゲですくってチュルン。皮の食感はもちっとしていて、明らかにワンタンとは違います。中に肉の粒が入っていて、噛みしめると同時に旨みがじゅん。中にも唐辛子入っており、ヒリっとした後味が続きます。ギョーザギョーザかなあこれ(笑)。見た目の存在感だけでなく、食感と味のアクセントとしての役割をちゃんと果たしていますし、何も入ってないよりは「ギョーザパンチ」らしさがあるので、これは全然アリでしょう。

 食べる前のイメージとはかなり異なるあっさりとした味わいで、最後まで飽きることなくスムーズに完食しました。ごちそうさま!

「スーパーカップ1.5倍 テリヤキパンチラーメン」を実食!

希望小売価格:265円(税込)
希望小売価格:265円(税込)

 続いては「テリヤキパンチラーメン」。こちらは冒頭で触れたとおり「スーパーカップ史上初となるテリヤキバーガー風テイスト」ということで、味わいについては目安やサンプルになるものは一切ナシ。まっさらな気持ちでアタックです(笑)。

スープは甘めの味わい。気持ち程度のとろみがあります
スープは甘めの味わい。気持ち程度のとろみがあります

 公式によると、スープポークベースで胡椒やジンジャーを利かせたあまからい醤油味とのことですが、レンゲですくってその味わいをチェックしてみると…辛味に関してはほとんどなく、甘味と旨みが強調された優しくて丸い味わい。ほんの気持ち程度ですがとろみもあります。具材のそぼろ肉にしっかりと味が入っていて、スープと一緒に噛み締めることでテリヤキテイストがぐぐっと主張してきます。不思議な味わいだあ。

“丸刃の太麺”は「ギョーザパンチ」と同じ。スープの絡みが良好
“丸刃の太麺”は「ギョーザパンチ」と同じ。スープの絡みが良好

 麺は「ギョーザパンチ」と同じ丸刃の太麺で、こちらもスープとの絡みは良好。麺自体の甘味が加わって、よりテリヤキ感が出る感じです。ただ、これが「テリヤキバーガー風です」といわれると、肉そぼろが多めに入っている分を差し引いてもさすがにバーガーとまではいかないかな? というのが正直な感想です。

 それでも、テリヤキテイストの再現度に関しては畑違いのラーメンでもここまでできるのかと感心してしまったほど。麺をずるずる、スープをゴクゴクと美味しく食べ進め、無事完食となりました。ごちそうさま!

調査結果

(食楽web)
(食楽web)

 多めの量がウリの「スーパーカップ1.5倍」ですが、人生初となる2個連続の実食が思いの他スムーズにイケてしまったのは、やはりどちらのテイストもそれなり以上のレベルにあったからこそ。

ギョーザパンチ」はお湯を注いでから食べ始めるまでの“ギョーザの匂い”とイメージを覆す食べてからのあっさりとした味わいに驚かされ、「テリヤキパンチ」はスープと具材のそぼろ肉が醸し出す“テリヤキテイスト”に思わず感心と、両者ともインパクトのある味わいを体感することができました。

 さて今回の調査目的である「ギョーザテリヤキバーガーの再現度」についてですが、雰囲気だけならどちらも合格点といったところでしょうか。リアルな方の餃子とテリヤキバーガーをラーメンと同時に食べ比べる“異種格闘技戦”も、こうなると逆にアリ…なのか? 今回の食レポがどこまで参考になるかはわかりませんが、カップ麺フリークなら味わっておいて間違いなく損なしといえる「ギョーザパンチラーメン」と「テリヤキパンチラーメン」。年明けの1月9日より順次発売となりますので、店頭で見掛けた際はぜひ入手して、パンチの利いた味わいを存分に楽しんでみてください!

●DATA

エースコック「スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン/テリヤキパンチラーメン」

発売日:2023年1月9日(祝・月)
発売地区:全国
https://www.acecook.co.jp/

食楽web