Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が主演を務めるオシドラサタデー「ハマる男に蹴りたい女」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)が1月14日(土)よりスタート。その初回放送に先駆け、1月9日に東京・六本木にあるテレビ朝日本社で、制作発表記者会見が行われ、主演の藤ヶ谷をはじめ、同ドラマに出演している関水渚SixTONES・京本大我、西田尚美、久保田紗友が登壇した。司会進行は、テレビ朝日アナウンサー・大西洋平が担当。

【写真】ドキ…!目が合っているような錯覚に陥る藤ヶ谷太輔による神ショット

■「ハマる男に蹴りたい女」とは…

同ドラマは、コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中の「ハマる男に蹴りたい女」(天沢アキ氏)を藤ヶ谷主演でドラマ化。人生の沼にハマッた元エリート・紘一が、ズボラお仕事女子と繰り広げる“オトナの一つ屋根の下ラブ”を繰り広げる。

■藤ヶ谷のあいさつから会見がスタート

予告動画が会場に流れ、期待が高まる空気の中、藤ヶ谷ら出演者がさっそうと登場。「設楽紘一役を演じさせていただいております、藤ヶ谷太輔です。皆さま本年もよろしくお願いいたします。そして、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます」という、礼儀正しい藤ヶ谷のあいさつから会見はスタート。

また、藤ヶ谷が「短い時間ではありますけれど、この5人で楽しい話が出来たらなと思います」と話すと、同じ気持ちだったのか、関水や京本らはにこにこと笑顔でうなずいた。

藤ヶ谷に続き、ヒロインである関水があいさつをすることに。「西島いつか役の関水渚です。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。えっと…、皆さんと楽しい時間を…」と丁寧にあいさつしていた関水だったが、うまい着地点が見当たらなかったのか、小首をかしげながら「ん? 舞台あいさつみたいになっちゃった…? よろしくお願いします。ちゃんと頑張ります!」とコメント。

そんな関水を大西アナが、「大丈夫ですかね?」と心配すると、すかさず藤ヶ谷が「大丈夫です。いつも通りです」と笑顔でフォローすると、会場からは笑いが起こった。その後も、京本、久保田、西田とそれぞれがあいさつを続け、会場の空気をさらに温めていった。

■藤ヶ谷は11年ぶりの“ラブコメ”に「すごく楽しいです」

ラブコメ”が久しぶりだという藤ヶ谷は、「(僕が“ラブコメ”をやるのは)11年ぶりくらいだって聞きました。なぜかここ最近は精神を削る役しかなかなか来なかったもので、不思議な気持ちです」と打ち明けた。

さらに、「役を演じる、お芝居ができる環境があるということはすごくありがたいことなので、感謝しながら演じさせていただいているのと、撮影チームの皆さんも“ラブコメ”が初めてだったりする方もいるので、いろいろ話し合いながら、みんなで一つの作品、一つの“ラブコメ”を作っているという思いが強いです。すごく楽しいです」と感謝をしながらも、撮影を楽しんでいる様子がうかがえた。

大西アナから「家事をするシーンが多いと思いますが、撮影では苦労されましたか?」と質問されると、藤ヶ谷は「普段、私生活の時は家事をするのが好きなんです」と家事が苦ではないと回答。

その一方で、紘一を演じていることで感じたこともあるようで、「今回役の中では、(いつからに)すごくこきを使われるんです。『こき使われる』というのは、全く好きではないなと、改めて思いましたね(笑)。(家事は)自分のタイミングで、自分の気持ちでやりたいですよね。『あれ買ってこい』だの、『あれがない』だの、(紘一は)いつかちゃんに、いろいろ言われる役なので」と告白した。

■藤ヶ谷がした不思議な体験とは?

また、藤ヶ谷はヒロイン役の関水を「彼女はすごく真っすぐな方」と分析。関水をそう分析したのには理由があり、「僕が一番思い出に残っているのは1話のシーン。いつかちゃんが紘一をビンタするシーンがあるんですが、ビンタの強さはどのくらいにするのがいいのか、彼女がすごく悩まれていたんです」と思い出を振り返る。

「全力で来てほしい」と告げた藤ヶ谷だったが、それでも関水は「どのくらいの強さにしたらいいか分からない」とさらに悩んでしまったという。「横に監督さんがいらっしゃったんですけど、監督に向かって彼女は『監督さん、一回(ビンタをしても)いいですか?』と言って、監督でリハをしようとしたんです(笑)。

でも結局、監督にはビンタをすることはなく、逆に『監督、私に一発お願いします』と言って、ビンタを受けていました。女優さんが本番前にビンタを受けるという不思議な空間があって、あれ、すごく好きでした」としみじみと語る藤ヶ谷。

続けて、藤ヶ谷は、「彼女は(ビンタを)やる側なのに、なぜ、やられる方をリハするのかと、そして、たたく側は監督というよく分からない図式でした(笑)。でもそのくらい彼女は一生懸命であり、愛くるしさがある方なんですよね」と関水を称賛した。

■京本のリアクションを楽しむ藤ヶ谷

恋のライバル役となる京本にまつわるとある話を聞いたという藤ヶ谷。「聞いた話なので、合っているかどうか分からないんですけど…」と前置きをし、「大我がクランクインした日の最初のシーンが、役としていつかちゃんに告白するっていう。

攻めた大事なシーンがクランクイン一発目の撮影だったらしいのですが…、そのシーンは(京本)本人が選んだって聞きました。『僕はこのシーンやりたい』ってインしたと聞いたので、攻めに入っているんだなと」と告げる。

先輩・藤ヶ谷の発言に、京本は「え! 撮れるシーンを選べる俳優っているんですか?」「撮影する順番は決まってますから!」「告白シーンにそんながっついてないですから!」と激しく動揺。

そんな京本を見て、藤ヶ谷はさらに「違うんだ? 先越されたなと思って。僕はまだ告白シーンないんで。僕はこき使われて、自転車に引かれそうになったり、ダサい格好でコケるシーンとかしか、まだ撮影してないのに、(大我は)夕方くらいにインしてすぐに、『俺はおまえが好きだ』というシーンを撮っていて、『これはやられたな』と思った」と加え、京本のリアクションを楽しんでいた。

■西田から明かされた藤ヶ谷への胸キュンエピソード

また会見では、「家事は得意なほうだ」「最近キュンとしたことがある」「恋人には振り回

されてもいい」「ズボラな人は苦手だ」という“オトナの一つ屋根の下ラブ”をテーマにした同ドラマにちなんだ質問に「YES」「NO」の札で回答するゲームも実施。

その中でも、「最近キュンとしたことがある」では「YES」を挙げた西田から、藤ヶ谷にまつわるエピソードが飛び出した。西田は、会見前の打ち合わせをしていた際、飲み物のふたをうまく開けられず苦戦していた関水が目に入ったと話す。

そんな関水の隣にいた藤ヶ谷が、関水から飲み物を引き取り、さっとふたを開けて関水に渡すという瞬間を目撃したという。西田からの「スマートかつ格好よすぎる自身にまつまわる“胸キュン”エピソード」を聞いた、藤ヶ谷は照れ臭そうにしていた。

その後も、会見は関水&京本の「天然」がさく裂し、藤ヶ谷のツッコミがさえわたるなど、終始盛り上がりを見せた。最後に藤ヶ谷が「色気は0%ですけど、やる気は150%で頑張っていますので、23時からの30分、気楽に楽しんでいただける30分になればいいなと。

また、『来週はどうなるんだろう?』『一週間がんばろう』と思っていいただける作品になればいいなと思っています。ぜひ楽しみにしていてください」と視聴者に向けてコメントし、会見を締めくくった。

「ハマる男に蹴りたい女」制作発表記者会見が行われ、藤ヶ谷太輔が京本大我にまつわるエピソードを披露した/※2023年ザテレビジョン撮影