髪の毛がごわごわ、いわゆる剛毛だと、自分がなりたい髪型もなかなか実現できないことがあるかもしれません。
今回は、剛毛な髪の正しいヘアケア方法についてご紹介します。
剛毛になる理由
まずは、剛毛になってしまう理由を知っておきましょう。
髪は中心部のメデュラ、内側のコルテックス、一番外側のキューティクルで成り立っています。
キューティクルは、髪の外側で魚のうろこのように重なり合って存在し、髪を守る役割もあります。
剛毛の方は、このキューティクルの層が厚く、内側のコルテックスも多く密度が高いといわれています。
コルテックスが減ると髪の毛自体が細くなり、抜け毛や薄毛の原因となりますが、外側のキューティクルを滑らかにすれば剛毛の髪が柔らかくなる可能性があります。
剛毛の方のヘアケア方法
剛毛に対するヘアケア方法として、具体的にはシャンプー、トリートメント、髪の毛の乾かし方が挙げられます。
シャンプー
アルコールシャンプーやせっけんシャンプーは、洗浄力は強いもののタンパク質が固まりやすく、髪がごわごわになる原因となることがあります。
そのため、今使っているシャンプーをアミノ酸シャンプーに変えてみるとよいかもしれません。
トリートメント
シャンプーの後にはトリートメントを必ず行い、髪の保湿効果を高めます。
髪の内部の脂質が抜けると髪の毛がより硬くなるといわれているので、トリートメントは必ずしましょう。
髪の乾かし方
髪の毛を乾かす時には、タオルドライを十分に行いドライヤーの使用時間を短くするようにしましょう。
これは、ドライヤーの熱でキューティクルが傷むと、絡み合って髪がごわごわしやすくなるためです。
剛毛な髪におすすめのスタイリング方法
ヘアオイル・ヘアクリームを使う
剛毛な髪の場合には、ヘアスタイリングにオイルやヘアクリームを使用するとよいです。
オイルやヘアクリームによって髪の毛の油分や水分を抜けにくくするため、髪がごわごわにならずスタイリングしやすくなります。
ヘアアイロンを使う
ヘアアイロンをうまく活用すると剛毛をスタイリングしやすくなります。
スチーマー機能があるヘアアイロンを使用すれば、慣れない人でもスタイリングしやすいでしょう。
また、ヘアアイロンの前にもトリートメントなどを必ず行い、なるべく髪が傷まないように心がけてください。
ワックスを使用した場合のヘアケア方法
もしスタイリングにヘアワックスを使用した場合には、シャンプーの仕方にも気を付けた方がよいです。
ワックスを落とそうとしてごしごし洗うと髪のキューティクルが傷み、髪がごわごわになる可能性があります。
まず髪をよく濡らしてからトリートメントを行い、その後に通常通りシャンプーで洗いよく流しましょう。
トリートメントの油分でワックスを洗い流すだけでなく、髪の毛が傷むのを防ぐ効果を期待できます。
剛毛の人におすすめのヘアスタイル
髪圧が高い場合は、ゆるふわカールや、ゆるくまとめることが難しいです。そのため、ヘアスタイルにも注意が必要です。
編み込み
しっかりと編み込むスタイルなら、髪圧が高くても広がることが少ないのでおすすめです。
ハーフアップ
髪圧が高い人は、襟足に近い毛をまとめるのが難しいことも多いと思います。
そのため、下の方の髪は下ろしたままにするハーフアップがおすすめです。
扱いづらいと感じている剛毛でも、毎日のヘアケアとスタイリング方法で自分の思い通りの髪型に近づくことができます。
ヘアケア方法・スタイリング方法を知り、理想のヘアになりましょう。
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