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好調シエンタ 登録車の3位に

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎

2022年12月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。

【画像】カローラを名乗る激アツ車 GRカローラ【デザイン/内装を見る】 全109枚

登録車の12月のランキングは、前年同月比5.4%減ながら1万1202台を販売したトヨタ・カローラが、2022年2月以来の首位につく。

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199万円~買える現行世代のカローラ・シリーズ。22年10月には、HV仕様のセダン、ツーリング、スポーツの電動モジュールを刷新する一部改良を施した。画像はカローラ・スポーツG Z。    トヨタ

前月首位のトヨタヤリスは、生産調整の影響で同33.8%減(1万1192台)まで数字を落として第2位に後退。カローラ・シリーズとの差はわずか10台だった。

続く第3位には、2022年8月に全面改良したトヨタシエンタが、同170.6%増(9348台)を記録して前月より1ランクアップで位置。

また、第4位には昨秋に仕様変更を行った日産ノートが同10.7%増の8571台、第5位には定番コンパクトハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが同25.7%減の7329台を成し遂げてランクインした。

2022年12月 登録車のブランド通称名別順位

1位 トヨタ・カローラ:1万1202台
2位 トヨタヤリス:1万1192台
3位 トヨタシエンタ:9348
4位 日産ノート:8571台
5位 トヨタ・ルーミー:7329
6位 ホンダ・フリード:6298
7位 トヨタ・アクア:5770台
8位 トヨタ・ノア:5262台
9位 トヨタ・ヴォクシー:5136
10位 ホンダ・ヴェゼル:4954台

注目モデルの12月の動向を見ていこう。

フルHV復活のソリオ 70%増

2022年1月に全面改良したトヨタ・ノアは同45.5%増の5262台を販売して第8位に。

2022年12月にハイブリッド車を復活させたスズキ・ソリオは、同70.5%増の4190台を登録して第12位に位置。

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コンパクトハイトワゴンのスズキ・ソリオに、フルハイブリッド仕様が帰ってきた。競合するルーミーがトップ5に食い込むなか、追い上げが期待される。画像はソリオ・ハイブリッドSZ(222万2000円)。    スズキ

2022年5月に全面改良したホンダステップワゴンは、同24.6%増の4037台を売り上げて第14位に。

2022年12月22日よりガソリン車2WDモデルの販売を開始した第6世代の日産セレナは、同33.9%増(4037台)を記録して第14位に入った。

また、新世代クロスオーバーおよびSUVモデル群が好成績を示し、クロスオーバーを設定したトヨタ・クラウンは、同159.9%増の3283台を販売して第17位に。

2022年10月に一部改良を図ったトヨタRAV4は、同29.8%増(2853台)を記録して第18位につく。

2022年7月に仕様変更を図ったジムニー・シエラは、同134.1%増(2107台)を達成して第22位に。

2022年7月に全面改良した日産エクストレイルは、同152.2%増の1319台を売り上げて第33位に。2022年9月にe-SKYACTIV D搭載モデルを発売したCX-60は1304台を成し遂げて第43位にランクインした。

登録車・軽 まとめた順位は?

12月の軽自動車ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比24.7%増の1万6760台を販売して、7か月連続での首位につく。

続く第2位には、2022年10月にマイナーチェンジしたダイハツ・タントが、同14.2%増(1万2160台)を達成して前月と同位に位置。

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ホンダNボックスは、12月単月に加えて、2022年通年でも販売台数1位。最新型は、写真のように電動パーキングブレーキを採用し、全車速ACCを搭載。    AUTOCAR JAPAN

第3位には、2022年7月にキャンバスを全面改良したダイハツ・ムーヴが、同8.2%増(9749台)を成し遂げてランクインした。

2022年12月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報

1位 ホンダNボックス:1万6760台
2位 ダイハツ・タント:1万2160台
3位 ダイハツ・ムーヴ:9749台
4位 スズキ・スペーシア:9283
5位 スズキ・ワゴンR:6872台
6位 日産ルークス6056台
7位 スズキ・ハスラー:5797台
8位 スズキ・アルト:4913
9位 ダイハツ・ミラ:4794台
10位 ダイハツ・タフト4285台

注目車の12月の成績に触れていこう。

2022年9月に一部仕様向上を図った日産ルークスは、前年同期がエアバッグ性能の不具合により生産および出荷を停止していたこともあって、前年同月比2151.3%増(6056台)を成し遂げて第6位。

2022年5月に一部改良を図ったスズキ・ハスラーは、同10.4%増(5797台)を達成して第7位、6月にラパンをマイナーチェンジしたスズキ・アルトは、同21.7%増の4913台を売り上げて第8位に位置。

また、6月に発売した軽EVの日産サクラ3568台、三菱eKクロスEVは752台の販売を記録した。

2022年12月 登録車と軽の総合トップ5

なお、登録車と軽自動車を合わせた12月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが4か月連続で首位に立っている。

1位 ホンダNボックス:1万6760台
2位 ダイハツ・タント:1万2160台
3位 トヨタ・カローラ:1万1202台
4位 トヨタヤリス:1万1192台
5位 ダイハツ・ムーヴ:9749台

以降はダイハツ・タントトヨタ・カローラトヨタヤリスダイハツ・ムーヴの順で続く。

また、1万台超は上位4車種のみと、前月より4車種減った。


10台差! カローラ・シリーズ、2022年12月は登録車の販売1位 ヤリス・シリーズを退ける