ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが、2023年1月11日に死去した故ジェフ・ベックと共有した特別な瞬間を振り返り、故人を追悼した。

 彼はあるライブ動画をインスタグラムでシェアしながら、「ギターの非凡な革新者であるジェフ・ベックが、次の領域へと移動しました。数年前、メンフィスのサム・フィリップス・スタジオで彼が50数年前に立っていた場所に僕が立っていることを見せるためにメッセージを送ったことがありました。彼は長年にわたり、驚くほど僕に親切に接し、指導してくれました。僕が演奏した多くのショーは、バックステージで彼の曲“Led Boots”を聴いた直後に始まっていました」と綴った。

 続けて彼は、投稿した動画に触れながら、「今回投稿しているブートレグ映像は、僕が人生で最大の興奮を味わった時のものです。メグ・ホワイトとザ・グリーンホーンズのジャックローレンスと一緒に、ロンドンロイヤルフェスティバル・ホールで一晩だけジェフのバックを務める“ザ・ヤードバーズ”になったんです。リハーサルでは、彼はアンプに直接繋いで、エフェクターは使っていませんでした。彼は初期のステージからギターの音を変化させ、可能であると誰も知らないようなことをやっていました。ジェフに神の祝福を。今頃どこかでクリフ・ギャラップと話をしていることでしょう」と締めくくった。

 ベックの訃報は、遺族が発表した声明で確認された。この声明には、「深い悲しみと共にジェフ・ベックの訃報を共有します。突然、細菌性髄膜炎に感染した後、彼は昨日安らかに息を引き取りました。この極めて大きな喪失を整理する間、彼の家族はプライバシーを尊重していただけることを求めています」と記載されていた。

ジャック・ホワイト、故ジェフ・ベックと共演した思い出をシェアし故人を偲ぶ「人生で最大の興奮を味わった」