アニメ『ポケットモンスター』シリーズは、現在26周年を迎えた長寿シリーズ。1月からのシーズンでは、主人公・サトシの最終章として、過去作との繋がりを含めた物語が展開されている。


■新OPで粋な演出

現在放送されている『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』は、ポケモンアニメシリーズの第7シリーズにしてサトシピカチュウの物語の最終章。13日に放送された第137話では、ロケット団とのお約束な流れから過去作で登場したポケモンたちとの再会、準伝説ポケモンラティアスとの出会いなど、要素盛り沢山で描かれていた。

また、アニメのエンディングでは1作目のエンディング曲で故・石塚運昇さんが歌う『ひゃくごじゅういち』が流れ、オープニングは同じく1作目のオープニングをリメイクした曲『めざせポケモンマスター-with my friends-』が流れるなど、粋な演出がされている。


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■流れたワンカットが話題に

そんな中、注目を集めたのはオープニングで流れた映像だ。『めざせポケモンマスター-with my friends-』に併せて、過去のポケモンシリーズの名シーンが流れるという演出がされている。その中でもサトシがこれまで旅をしてきた仲間との集合写真が映るワンシーンがあるのだが、『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』(以下ポケモンAG)の頃の集合写真が話題に。

というのも、その集合写真に使われたワンカットは、『ポケモンAG』エピソード68から引用されたものなのだ。なお、オープニングの集合写真は配信サイトのエピソード68のサムネイルと一致している。


■胸糞キタトウカ回

この『ポケモンAG』エピソード68とは、同シリーズに登場するハルカマサトジムリーダーセンリの子供なのだが、センリを崇め祀っているほどの人気ぶりの街キタトウカシティを舞台としたエピソード。

この街では、センリの子供である2人も散々に持ち上げられ、一方でサトシ偏向報道の嵐で不届き者扱いを受けてしまう。流れでサトシハルカがバトルすることになるのだが、サトシが攻撃すると街の人たちから一斉ブーイング

普段ハルカは心優しき少女なのだが、この街の人たちによる異常な持ち上げによって日頃の雰囲気と異なり、勢いまかせな「調子に乗っている」状態に。この街の人たちのサトシへの当たりの強さやハルカの性格の変化から、エピソード68はポケモンシリーズ屈指の胸糞エピソードとして知られているのだ。


■「マジで胸糞エピソードでムリ」の声

これらに対して、ネット上では「これってキタトウカ回のときのやつじゃ…」「他にも良いシーンあっただろ!」といったファンからの驚きの声が寄せられていた。

またキタトウカ回を思い出したユーザーからは「マジで胸糞エピソードでムリ」「これはアニポケも闇の部分」「あれ以上に見るのがキツくなった回はない」といった声があがっている。

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(文/Sirabee 編集部・北田力也

アニメ『ポケモン』、最終章の新OPのワンシーンが話題 「胸糞エピソードでムリ」