アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督が、守護神の行動について言及した。

カタールワールドカップ(W杯)では、36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチン。44歳のスカローニ監督率いるチームは、サウジアラビア代表にいきなり敗れるという苦境から、頂点に立った。

リオネル・メッシの悲願の優勝ということもあり、アルゼンチン国内をはじめ大きな盛り上がりを見せた一方で問題視されることも多く起きている。

その中の1つが、GKエミリアーノ・マルティネスの振る舞いだ。

決勝戦ではPK戦でのセーブをはじめ、試合中もビッグセーブを連発。大会を通して大きな活躍を見せた一方で、決勝戦での振る舞いが問題に。ゴールデングローブ(最優秀GK)のトロフィーを股間に当ててフランスを馬鹿にした他、ドレッシングルームにも押しかけたり、優勝パレードでもFWキリアン・ムバッペを侮辱するなどしていた。

やりすぎていることが大きな話題となり、チーム全体としても国際サッカー連盟(FIFA)から処分を受ける対象となることが発表されていたが、スカローニ監督が改めて言及した。

スペイン『カデナ・コペ』に出演したスカローニ監督は、マルティネスの行動は問題があったことを認める一方で、パフォーマンス、貢献度は称えた。

「確かに彼の態度には問題があるし不満もあるが、素晴らしい青年だ。ただ、まだ赤ちゃんだった」

「彼がどれほどの良い人間かということは驚きべきだ。会ってみなければわからないだろうが」

「彼は我々に大きな喜びを与えてくれた発見の1つだ。そしてグループにも多くのものを与えてくれた人格者でもある」

「彼の振る舞いや態度には問題があるが、まだまだ赤ん坊だということだ」

しっかりとダメ出しをされてしまったマルティネス。信頼はプレーで取り戻すしかないというところだろう。


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