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 今オフ、千賀滉大メッツと5年総額7500万ドルという大型契約を結び、メジャーリーガーとして新シーズンを迎える。球団と交わした契約内容が表すように、そのポテンシャルの高さを絶賛する内容のトピックが米国内で伝えられている。

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 メッツの地元であるニューヨークの日刊紙『The New York Times』は現地時間1月16日、千賀の「ゴーストフォーク」の威力や、関係者のコメントを紹介する記事を配信。その中で「ダイスケ・マツザカのジャイロボールが単なるスライダーであることが証明されたのとは異なり、センガのゴーストフォークは、見た人の中には、決して言い過ぎではない破壊力を持った武器であると言う人もいる」と報じている。

 さらに、かつて日本ハムソフトバンクプレーしたニック・マルティネス(現パドレス)が2021年の東京五輪出場時、チームメートに千賀のフォークを警戒するよう助言していたにもかかわらず、ノックアウトステージでの対戦で計5つの三振を喫したというエピソードも掲載。そのゲームで米国は日本に敗戦を喫し、マルティネスは「あれだけ言ったのに、皆が振り続けた」と当時を振り返っている。

 またマルティネスの言葉として「ワールドシリーズを目指すチームがセンガをローテーションに加えたいと思うのは偶然ではない。彼らは勝者を手に入れた」と述べたと記している。こうしたコメントや、国際舞台でのパフォーマンスをみても、今後へ期待は高まるばかり。そして同メディアも以下のように、新天地での活躍を見込んでいる。

ソフトバンクで5度の優勝を果たしてきたセンガは、メッツワールドシリーズのリングを追い求めることになる。ファン、チームメート、対戦相手までもが、彼がアメリカでどのような活躍をするのか、待ちわびており、ゴーストフォークが見られるかどうかも楽しみだ」

 メジャーの舞台でも、すでに高い評価を得ているフォーク、そして強力なストレートを武器に、どれだけの歓喜を湧き起こすか。メッツ背番号34は今季、大いに注目を集める存在となるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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