家族からはぐれた1匹の迷い猫となり、廃墟と化したサイバーシティからの脱出を目指すアクションアドベンチャーゲーム、『Stray』。PBS Newsは、「インディーデベロッパーのAnnapurna Interactive社が贈る本作が、実世界の保護猫たちの力になっている」と報じた。

参考:【動画】話題になった“猫ゲー”『Stray』のトレーラー

 『Stray』が手助けした団体のひとつに、保護犬や保護猫の家族を提供するネブラスカ州のHumane Societyがある。『Stray』が参加したのは、ゲームのDLコードを提供し、ネブラスカ州のHumane Societyに寄付した人にDLコードが当たるというチャリティだ。最初のチャリティでは8,000ドルが集まり、無事に成功を収めた。また、ブラジルの保護団体Gatos De Franciscaにおいても同じくDLコードが当たるチャリティが行われ、こちらは猫25匹分の避妊費用に相当する額を集めたようだ。

 Humane Societyで保護された猫の里親のなかには、『Stray』のチャリティ配信を行い、Humane Societyへ寄付する1,500ドルを集めた配信者もいたようだ。この配信者は『Stray』について、「このゲームにはとても心がこもっている。そしてとても良いメッセージが込められていると思う。パワフルで心に訴えるようなことが描かれている」とコメントしている。

 また、発売元のAnnapurna Interactive社は捨て猫を保護するためのお金を集めるチャリティマラソン「Stray Cat Relief Fund」のスポンサーにもなり、チャリティマラソンで65,000ドルを集めることができたようだ。

(画像=Annapurna Interactive)

(画像=Annapurna Interactive)