新潟市中心部を避けた郊外間の移動がスムーズになります。

新潟市南西部の東西軸が完成

新潟市は2023年1月18日(水)、新潟市街を内陸部でバイパスする高規格道路「新潟中央環状道路」のうち、西半分にあたる約9kmの区間が開通すると発表しました。開通日は3月25日(土)です。

新潟中央環状道路は総延長45km。新潟東港を起点に豊栄、亀田、白根を経由して、西蒲区の越前浜へ至るバイパス道路です。新潟市を南北に通過する交通流が国道8号へ集中しているため、第二の縦貫軸として分散を図る役割が期待されています。

これまで北側の14.4kmと巻町の3.7kmなどが開通済み。亀田~白根の工区は事業中となっており、残る未事業化区間は北区内の3kmと末端部4kmのみとなっています。

今回完成するのは、北陸道の黒埼スマートICを中心に、国道8号国道116号をつなぐ約9kmの区間(うち3kmは現道活用)。升岡・白根北部の二つの工業団地に隣接しながら、北陸道と相互につなぐ広域道路がなく、整備が急務となっていました。

新設部は盛土主体で、ほぼ信号のない2車線道路。黒埼スマートICでは「くろさき茶豆大橋」で北陸道をまたいでいき、東京方面へ直結する新たな取付道路も開通します。

北陸道をまたぐ新潟中央環状道路の「くろさき茶豆大橋」(画像:新潟市)。