アイドルグループ・SKE48の元メンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥が、19日放送の『ABEMA Prime』に出演。つきまとい行為をめぐり、他人から言われてモヤモヤした言葉を明かした。

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 この日の放送では、ストーカー規制法に基づき、つきまとい行為などを禁ずる「禁止命令」が出ていたにも関わらず、福岡・博多で痛ましい事件が起きたことを受け、ストーカーを止める方法を考えた。

 番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「『禁止命令』は抑止力になる一方で、かえって事件のトリガーになってしまっているのでは?という怖さがある」とした上で、「何かが起こってからの“リアクション”じゃなくて、先に法改正をする“アクション”を起こすべき」とコメント。さらに、「警察の手が回らないのであれば、民間の警備会社で加害者の心理を熟知している人がボディーガードなどをできたら良い」と提案した。

 相方の兼近大樹は「『処罰なんてどうでもいい』と思っている加害者に法を振りかざすことには限界がある。そういう人には対話を重ねて、細かい悩みまで親身になってくれる人が必要なのではないか。そこに対するお金のかけ方や人員の割き方を考えなければいけない」と話した。

 一方、アイドルグループ・SKE48の元メンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥は「こういうニュースを見ると心臓がバクバクする」とした上で、「つきまとい行為に悩む子が周りに多い環境で過ごしてきた。私は幸いにも被害に遭わなかったけど、自宅や学校、駅で待たれたりとか、手紙やプレゼントが直接自宅に届いていたりとか、きょうだいを通じて接近しようとしたりだとか。話を聞くだけでもトラウマになるような感覚があった。それなのに、『こういう仕事をしているから仕方ないよね』と言われ、何もできないことにすごくモヤモヤしている」と苦悩を吐露。

 続けて「『ストーカー被害に遭うことは珍しいこと』というイメージが社会にあるように感じている。だけど決して稀有(けう)なことではないので、悩む人が周囲にいたら、『その程度で気にしすぎだよ』と言わないで、出来る限りの対応をとるように促してほしい。話が通じない相手であることが多いと聞いているので、何度も何度も警察にお世話になるしかないと思っている」と呼びかけた。

 『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜

19日放送の『ABEMA Prime』より (C)AbemaTV,Inc.