アメリカ在住の男性が実家の庭で撮影した鳥の写真をFacebookに投稿したところ、ゲームアプリに登場するキャラクターにそっくりだとネット上で話題を呼んだ。男性は偶然、撮影できたものと明かしており、写真が拡散されると「最高のショット」「加工した写真かと思ったよ」など驚きの声が続出した。『The Dodo』などが伝えている。

話題の写真は米ネブラスカ州コールリッジ在住のスコット・テイラーさん(Scott Taylor、48)が撮影したもので今月4日、Facebookに投稿された。「その日の朝、父から『裏庭に美しい鳥がたくさん来ているから写真を撮ってほしい』と電話があったので、実家に向かいました」とスコットさんは当時を振り返る。しかし空は曇っており、雪もちらついていたため「あまり良い写真は期待できないかな」と思っていたそうだ。

実家に到着してキッチンの窓から裏庭を見てみると、鳥の給餌器には北米に生息する野鳥「ショウジョウコウカンチョウ」が集まっていた。給餌器はスコットさんの家と木々に囲まれた裏庭の真ん中に設置されており、一日中鳥たちが木々と給餌器を行き来しているという。写真家でもあるスコットさんは持ってきたカメラを構え、鮮やかな赤色が特徴的なショウジョウコウカンチョウの写真を撮り始めた。

「ショウジョウコウカンチョウの写真を撮ったことがある人は分かると思いますが、あの鳥はせわしなく動き回ります。常に枝から枝にジャンプし、じっと枝に止まっていることはありません。次々とシャッターを切りましたが、最後の写真を撮っている間に飛んでいってしまいました。」

スコットさんは自分が撮った写真をその場では確認せず、帰宅してからパソコンに写真をアップロードして1枚ずつ確認した。そしてこの時、ユニークな姿が捉えられていたことに気付いた。そこにはカメラに向かって飛んできたショウジョウコウカンチョウの真正面の姿が写っており、羽を折りたたんだ瞬間だったため赤いボールに鳥の顔が付いているように見えたのだ。

スコットさんがこの写真を自身のFacebookに投稿すると、「最高のショット」「これはすごい」「部屋に飾りたいくらい素晴らしい」「まるで弾丸が飛んできているようだ」などと絶賛する声が続出した。

さらにこの写真が拡散されると、写真に写るショウジョウコウカンチョウが「アングリーバードAngry Birds)」という大人気ゲームアプリに登場する赤い色のキャラクター“レッドバード(Red Bird)”に似ていると指摘する声も相次いだ。レッドバードは“砂漠のショウジョウコウカンチョウ”という設定もあり、ショウジョウコウカンチョウがモチーフとなっているようだ。モチーフであれば似ているのは当然のことだが、アニメキャラクターらしく丸い形になった現実のショウジョウコウカンチョウに多くの人が驚いており、「この写真を見た瞬間にアングリーバードが頭に浮かんだ」「まさに実写版アングリーバードだね」「写真を加工したのかと思うくらい本物に見えないよ」などのコメントも寄せられている。

ちなみに2021年には、アニメ“長靴をはいたネコ”にそっくりな猫の写真がネット上で拡散され、注目を集めていた。

画像は『Scott Taylor 2023年1月4日付Facebook「Just playing a quick game of Angry Birds!!」、2023年1月4日付Facebook』『PetaPixel 2023年1月17日付「Photographer Catches ‘Angry Bird’ in Real-Life」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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