和菓子製造販売の鶴屋吉信は、「星のカービィ」とコラボした新作和菓子カービィ夢の泉の星こばこ」を1月28日から発売することを発表した。鶴屋吉信公式オンラインショップでは、1月20日の12時から予約注文の受付が開始している。価格は、1箱2,376円(税込)。

参考:【画像】「夢の泉」をイメージして作られた、カービィのかわいいお菓子

 「鶴屋吉信」は、1803年(享和3年)に京都・西陣で初代鶴屋伊兵衛により創業し、200余年の歴史を刻む、京都の老舗京菓子司。「ヨキモノを創る」を家訓とし、伝統の技を守りながら、現代の感覚をとりいれた新しい和菓子やカフェを考案。歴史ある京菓子の魅力のすそ野を広げてゆくとともに、和菓子の新たな価値を日々追求している。

 一方の「星のカービィ」は、1992年の誕生以降も世界中で愛され続け、2022年には誕生30周年を迎えた。本コラボも含め、いまもその人気を拡大している大人気コンテンツだ。

 気になる「カービィ夢の泉の星こばこ」の中身は、カービィの世界観をモチーフにしたお干菓子「落雁(らくがん)」「琥珀糖」の可愛い詰め合わせ。すなおでやさしい甘さが美味しく、茶席でも抹茶とともに親しまれてきた伝統の和菓子に、「 もっともっと、和菓子のおいしさ、たのしさが世界にひろまりますように…」と想いが込められているのだとか。

 ちなみに「お干菓子」とは、茶道にて抹茶と供される和菓子の一種で、生菓子に対して水分の少ないもののこと。また落雁や琥珀糖のほか、あられ、お煎餅、すはま、金平糖、有平糖などを指し、和三盆糖を使用した落雁は、一般的に「和三盆」と呼ばれる。本商品の「カービィ」「夢の泉」「水」は、和三盆糖入りの落雁となっている。

■作り手のこだわりもキラリと光る

 落雁作りに使われる道具は「菓子木型」と呼ばれ、木型職人が手作業で彫る。そのため、モノ自体が伝統工芸品とも言えるほどに希少なんだとか。そして今回は「カービィ」「夢の泉」「星」3種類のオリジナル菓子木型が、さまざまな試行錯誤を重ねたうえで新しく制作された。

 「夢の泉」からわき出す夢、すなわち水の表現には、鶴屋吉信に伝わる昔ながらの「水」の木型を使用。新旧の意匠を組み合わせることで、鶴屋吉信が守っていきたい伝統の技と、「星のカービィ」とあゆむ「いままで」と「これから」の時代への夢と想いが表現されている。ちなみに、お菓子づくりの様子は鶴屋吉信の公式SNSやWebメディアでも随時発信予定なので、チェックしてみよう。

以下は、内容物の詳細な説明となる(原文で掲載)。

【落雁(和三盆入り)】
カービィ:ステージクリア!星のカービィおなじみの”クリアダンス”をくるくるおどる、まんまるピンクなカービィが、すべすべキュートな美味しい落雁になりました。職人の絶妙な技で再現された、かわいい表情にご注目ください。

夢の泉:ゲーム内に登場する、世界中に夢をとどける「夢の泉」。きめ細かくすうっとお口でとける、上品な甘さが味わえます。夢のみなもと「スターロッド」や、あふれる泉の水なども繊細にあらわしました。

水:ひろがる水の波紋をえがいた、鶴屋吉信に昔から伝わる伝統的な木型を使用しています。泉からわき出て流れる夢は、やがてしずくとなり霧となり、世界中にひろがるのだとか…

【落雁】
星:ぷっくりかわいい星が仲よくふたつ連なった、さくさく食感の落雁です。和三盆糖入りより柔らかく、ほろりとほどける優しい味わい。ポップスターの夜空にかがやくお星さまをあらわしました。

琥珀糖
星:ほのかにかがやくお星さまが、近年“食べられる宝石”と話題の「琥珀糖」に。シャリッ、つるっ、と独特の食感は専用の金型で一つ一つ型抜きし、じっくり乾かしてつくられます。カービィたちとかわいく並べて楽しんで。

■パッケージや関連商品にも要注目

 「カービィ夢の泉の星こばこ」のパッケージは、ワープスターで夜空をかけるカービィを、ちょっぴり和風にあしらったデザイン。金の平織り紐はゴム紐になっており、取り外しも簡単。お菓子を食べ終わったあとは、箱を小物入れなどとして使おう。

 また、鶴屋吉信では4年前の初コラボで誕生した「カービィのまんまる手づくり最中」もWebや店舗で大好評発売中。「カービィ夢の泉の星こばこ」と合わせて、コレクションや大切な人への手土産・贈り物に買ってみてはいかがだろうか。
(リアルサウンド編集部)

「カービィの 夢の泉の星こばこ」より