2023年1月4日(水)なかのZERO小ホールにて上演された舞台『海底二万里稽古初日』が、現在アーカイブ配信中だ。

本公演は、俳優陣が初めて顔を合わせ、演出家と共に台本を読み解き、物語が立ち上がる瞬間を観客と劇場で迎える、「稽古初日が本番」の挑戦企画。

今回はフランスジュール・ヴェルヌが1870年に発表した冒険小説海底二万里(かいていにまんまいる)」の稽古初日となる。

出演は、劇団☆新感線の中枢で際立つ粟根まこと、かつて第三舞台の看板俳優で凄まじい表現力が魅力の小須田康人キャラメルボックスで数々の主役を務め随一の存在感を持つ西川浩幸、ミュージシャンであり独自の世界を構築し続けるROLLYの4名。西川は2022年に脳梗塞を患い身体が自由に動かない状態でありながら、勇気を持って、楽しんで本公演の舞台に上がった。

そして劇団惑星ピスタチオの座長・看板俳優として、細胞から大自然まで肉体のみで表現するパワーマイムという演出手法で多くのファンを魅了し、近年はロンドンで多国籍な俳優とパワーマイムワークショップ公演を行うなど、その演出方法が言葉の壁を越えて広がっている腹筋善之介が脚本・演出家を務める。

アーカイブ配信は1月31日(火)22時まで何度でも視聴可能だ。

『海底二万里稽古初日』